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2005年08月31日
しゃー(おかず)
イセエビ祭りの忙しさと息子の自由研究の手伝いで
久しぶりのエントリーです。やはり、宿題は31日にやるみたいです。
画像は乗子さん達のしゃーの分配です。野母崎ではおかずのことを「しゃー」といいます。
ガンダムのシャーではありません。今日のしゃーはホンガツオです。
ちなみに、「今日のおかずは貝」は「きゅーのしゃーはきゃー」と言います。
投稿者 miura : 17:13 | コメント (2) | トラックバック
2005年08月26日
ヒレナガカンパチ
カンパチに比べヒレが長く、平べったい体をしています。
カンパチも南方系ですがこいつはさらに南方系であまり沿岸の
定置網には入りません。漁協の職員でさえ分からない魚です。
分からないので、バケネリ(化け物ネリゴ)と呼び、伝票にも
その名前を書くので、市場でたたかれます。
コラッ、セイジ!もっと勉強しろ!
投稿者 miura : 17:41 | コメント (1) | トラックバック
2005年08月25日
イセエビ、解禁!
8月20日より、野母崎地区のイセエビ漁が解禁しました。
イセエビ漁は刺し網と呼ばれる網を(画像の赤い網)夕方、
海の底にカーテンのように仕掛け、夜行性のエビが絡まり
朝、早く、網ごと引き上げます。今年は量、質、共にまあまあだそうです。
しばらく野母崎は、夜遅い人や、朝早い人で24時間眠らない町になります。
なんか都会みたいでかっこいい!
今度の日曜から「イセエビ祭」が始まります。
投稿者 miura : 16:50 | コメント (1) | トラックバック
2005年08月24日
カンパチ
昨日、入ったカンパチの100分の1匹です。今日50匹活魚センターに
引き取られていきました。頭から背中にかけて黒っぽい帯が入り
上から見ると八の字に見えるので「冠八」と言うそうです。
野母ではネリゴと呼ばれています。確かに、ウネリがあるときに入るみたいです。
さあ、あと50匹どうしようかな?だれか買いませんか?
投稿者 miura : 14:46 | コメント (2) | トラックバック
2005年08月23日
大漁、と、までは行かないけれど・・・
網の中で暴れる3キロのカンパチです。
この日は100匹ちょっと入りました。最近では大きな魚が
まとまって入ることが少なくなりました。以前はブリなどが、100・200単位で
入ったのですが・・・でも嘆いてばかりではありません。もともとカンパチは
南方系であまり見かけなかったのですが最近は大きなカンパチを見かけるように
なりました。これも地球温暖化のおかげ?(でもやっぱり良くないね)
2005年08月20日
雨の中お疲れ様でした。
今日は、広報ながさきで告知したイベントの日でした。
雨の中参加してくださった方々、お疲れ様でした。
画像は自分が食べる魚を自分達でさばいているところです。
みんな初めてにしてはなかなか上手でしたよ。
いつも、朝早く集合したときの子供達の不機嫌そうな顔でこっちが不安になるのですが
時間がたつにつれ、笑顔に変わってくるのでうれしく思います。
このあとの、海の健康村の温泉ではあったまったでしょうか?
2005年08月19日
緊急告知!
本日、午後4時55分からの、KTN「できたてGopan」の中でおおとり丸がでます。
私の素顔をあまり見られたくないのですが、おおとり丸のPRの為
取材に応じました。どんな風に放送されるか心配です。
今のうちに私のサイン貰っときませんか(なぜ?)
投稿者 miura : 14:28 | コメント (1) | トラックバック
大岡越前
乗子さんの足元にあるのは、エチゼンクラゲ10キロ(推定)君です。
各地の定置網に深刻な被害をもたらしています。
ついにやって来ました。船上に上げるのに重労働な上にクラゲの毒で魚が死んでしまいます。
幸い野母崎ではやって来る数は少ないのでそれほど深刻ではありませんがやはり重たいです。
ちなみに、乗子さんの名前は、大岡さんです。
2005年08月18日
死滅回遊魚
オヤビッチャといい、これで体長約4cmです。標準和名ですが変な名前です。
いろいろ説がありますが、親になってもちっちゃいからというのが有力です。
子供の頃、海水浴をしているとよく体をつつかれました。南の海から黒潮に乗ってやってきます。
しかし、この辺の冬場の低水温で繁殖できずに死んでしまいます。
こんな魚を死滅回遊魚といいます。オヤビチャはその代表みたいな魚です。
2005年08月17日
シイラ
前回、紹介したシイラはメスでしたが、こいつはオスです。
シイラのオスメスはごらんの通り、おでこの出っ張りですぐ分かります。
前にも書きましたが、シイラにはたくさん名前があります。
オスはもうひとつ、カナヤマと呼ばれています。
この魚がオスだと分かると出っ張りが男らしく見えてきたでしょ!
お盆も過ぎ、これから秋になると野母崎では「アキヒーヨ」と呼ばれ美味しくなります。
2005年08月15日
野母、お盆、といえば・・・・
今日、15日は、野母のお盆のメインのイベント、ペーロン大会です。
高校野球より、プロ野球より、世界陸上より野母っこはペーロンです。
出場した人も応援した人も声はガラガラになりました。
特に、決勝戦はすごいデッドヒートですばらしいレースでした。
町内は1~2週間はこの話で持ちきりです。
投稿者 miura : 17:00 | コメント (1) | トラックバック
2005年08月13日
野母、お盆、といえば・・・
野母に300年も前から伝わる浦祭りの奉納太鼓、
「とのぎゃん」です。おおとり丸も新規オープンして初めて
むかえる浦祭りということで店内でとのぎゃんをお願いしました。
力強い太鼓は野母っ子の私を感動させました。
でも、神様に奉納するはずの太鼓の振動で神棚は
ばらばらになってしまいました。ご利益あるかな?
投稿者 miura : 18:55 | コメント (1) | トラックバック
2005年08月12日
イシガキダイ
キリン柄のイシダイです。網に入る時期も習性もイシダイに良く似ています。
でも個体数が少なく一年に数匹しか入りません。
大きくなると、口の周りが、黒くなりクチグロと呼ばれるイシダイに対して
こいつは白くなりクチジロと呼ばれています。味もイシダイそっくりで美味です。
2005年08月11日
臨時調理場
定置網が終わって港に着くと、乗り子さん達は
その日のシャー(おかず)の調理です。
皆さん船に乗ってるのは、生活の為ではなくこっちのほうが楽しみで来ています。
毎日「今日は、何のビエンば、かもうかい(直訳、何の刺身を食べようかな)」
なんて言いながら魚をさばいてます。
今日は、ダツを初めて食べてみるそうです。相棒はもちろん焼酎です。
2005年08月10日
裏の顔!
裏の顔といえば悪いイメージですが、見てください。
メガネウオに続き、こんな人いるよね!
サカタザメを裏から見た画像です。とぼけた表情でしょう。
目と鼻の部分はエラの穴です。
でも、この魚、どこが顔かはっきりしないうえにエイなのか
サメなのかもはっきりしません。
2005年08月07日
海は広いな~大きいなぁ♪
ムスジコショウダイと言います。図鑑によると熱帯や亜熱帯のサンゴ礁に棲んでいるそうです。刺身、揚げ物が美味しいそうです。実は私はこの魚をはじめて見ます。20年、漁師をやっていますが、いまだにニューフェイスの魚に出会います。これから先、あと何種類の魚に出会うか楽しみです。
写真のこいつですが、ペンギン水族館に就職が内定しました。
投稿者 miura : 13:57 | コメント (1) | トラックバック
2005年08月06日
トビウオの赤ちゃん
飛行機の編隊(4号さんの字ではありません)みたいに並んでいます。
大きいやつで3センチくらいです。ヒレを広げて自分を大きく見せるのは
外敵に襲われないための本能でしょうか。全部、無事に大きくなれば
と、いいたいのですが、みんな大きくなると大変な事になってしまいます。
こんなに小さくてかわいいのに弱肉強食の中で生きているんです。
人間に生まれてよかった!
2005年08月05日
マグロ
キハダマグロ8.0㌔君です。
最近、各地で大きなマグロが獲れたと、ニュースなどで報道
されています。今日、こいつも含めて4匹入りましたが
ホンマグロじゃないし、大きくもないし、
ニュースにならないだろうな・・・
2005年08月04日
これも、出世魚?
スギといいマス(長崎ではマス)。大きいのに値段が安い魚
の代表みたいな魚だったのに最近では消費者の口に入るときには
クロカンパチってりっぱな名前に変わって高級魚に出世します。
沖縄では養殖魚の対象として注目されています。
でも、私たち漁師にとっては、今も安い魚です。
2005年08月02日
根性焼き?
胸ビレの下にお灸(ヤイト)のあとみたいな黒斑点があるので
ヤイトと呼ばれています。肩こりでも悪いことをしたわけではありません。
網に入る数は少ないのですが、カツオ類の中では一番高値で取引されています。
でも、黒斑点がなかったら、一番安価なソーダガツオとそっくりで漁師でさえ
見落とすことがあります。切ってみるとその差は一目瞭然です。