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2005年12月31日

さよなら2005

今年、最後の夜明けです。天気予報では明日の初日の出は
拝めそうに無いのでこの画像です。
バタバタした昨年と違い今年はおおとり丸に専念して、いろんな人に
出会えてとても素敵な1年でした。
   ありがとう2005・・・
4日から漁に出るのでブログも魚ネタでがんばりたいと思います。


hinode.jpg

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2005年12月29日

もうすぐ出航!

今年の12月はとても寒くて海では時化が何日も続きました。
乗子さん達も焚き火から離れようとしません。焚き火ってなぜか
よくあったまります。私も名残惜しいのですがそろそろ出航です。

おおとり丸は29日まで営業予定でしたが一番下の息子が熱が出た為
一日早くお正月休みに入ります。子供ってイベントが近くなると病気になるんですよね。
みなさん、今年一年お世話になりました。来年もよろしくお願いします。
漁へは31日まで行くのでブログは続く・・・かも?

takibi.jpg

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2005年12月28日

痛い魚

ハオコゼです。この魚は防波堤や磯の潮溜まりなんかによくいます。
大きいやつで5センチくらいでしょうか、オコゼの仲間なので美味しいと
思いますが「こいつ食べた」というのを聞いたことがありません
普通に釣れて見た目が小さくてかわいいので触って背ビレに刺された人
も多いと思います。以前、石原さん(高校の先輩、小さいけど大人)
もこいつをつかんで一日泣いていました。

haokoze.jpg

投稿者 miura : 14:17 | トラックバック

2005年12月27日

開花状況

今は水仙祭り期間中だというのに水仙がほとんど咲いていません。
夏場の水不足が原因だそうですが水仙見物の後
おおとり丸にいらっしゃるお客さんがみなさんがっかりして帰られるので
開花状況をエントリーします。画像の株が今の平均的な水仙の状態です。
いくつかは咲いていますが1000万分の50本くらいでしょうか。
開花状況というよりは生育状況といったほうがいいようです。
見ごろは1月末くらいと勝手に予想しています。


suisenha.jpg

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2005年12月25日

平目の見分け方

今日、根魚さんが平目釣りのリベンジ(昨日のコメント)と言うことと偶然定置網に
平目が入ったのでこの話を、この画像は今日入ったヒラメの裏側(目の無い方)です。
一般的に真っ白い色ですが、表側の色が出ています。この子は
資源保護のため放流された人口種苗が大きくなったヤツです。
そう、ヒラメの裏が真っ白くないヤツは放流又は養殖ものなんです。
値段も違うので漁協活魚センターのセイジも
ヒラメの受け取りは裏をなめるようにチェックします。

youhira.jpg

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2005年12月24日

ヒガンフグ

なんだか最近フグばかりになりましたけど
入るんだからしょうがないです。
ヒガンフグです。トラフグほどではありませんが結構大きくなります。
身が多く取れるので湯引きや鍋などにすると食べがいがあります。
この時期は卵巣も大きくなって(有毒)歯ごたえがあり美味しいですよ。
このフグも例によって姿のままみなさんの目に触れることはありません。
いったいどこに行くんでしょうね?
くどいようですがこのヒガンフグも有毒です。

higanhugu.jpg

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2005年12月23日

拾い物

今日、漁から帰るとナマコが・・・そう、寒くなって再びナマコの季節です。
2月17日のエントリーでも紹介しましたがこの季節はナマコが浅い岸壁へ
這い上がってきます。後ろの缶コーヒーは大きさの比較の為です。
結構大きいでしょ。野母崎のナマコはアカナマコで少し硬いですが
味はいいですよ。もう一度言いますが、この季節野母崎にお越しの際は
柄の長いタモを用意した方がいいですよ(ナマコを見つけられるかは
保障はしませんが・・・)

namako.jpg

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2005年12月21日

暴風波浪警報発令中

12月に入ってから時化の日が続いています。
今日も、波の高さ6メートルと台風並みの予報が出ています。
朝から船の回航作業があったので風が吹く前に沖へ出ました。
この瀬は「よぼっぜ」と呼び、野母港の入り口にあり、港の奥から見えるので
野母の漁師はこの瀬に打ち上げる波の大きさで船が出せるか判断しています。
これは朝8時の画像でこれくらいなら大丈夫です。今は午後2時、もう外は
嵐です。今日は仕事にならないので
これから海の健康村のお風呂に行こうと思います・・・

yoboze.jpg

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2005年12月18日

シマフグ

フグにもたくさん種類がいます。この、派手なフグはシマフグといいます。
寒くなると定置網に入ってきますが、一度に1~5匹くらい獲れるので
あまり大きな群れではないようです。
トラフグの代用品に使われるそうなのでこの姿が皆さんの目に
触れることはまず無いでしょう。ある意味この魚も出世魚?(納得いかないですね)
もちろん有毒なので家庭での調理はやめましょう。

simahugu.jpg

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2005年12月17日

夢の架け橋

今日はこの冬一番の寒気の流れ込みで海も大時化です
なんとか漁には出たのですが、おおとり丸を早く閉めて
先日開通した女神大橋を渡ってきました。長崎市民が待ちに待った
長崎の新しいランドマークです。
今まで、奥さんの実家までは通勤時間にかかると2時間近くかかっていたのですが
この橋を利用すると渋滞なしで行くことができます。
義父さ~ん、これからちょくちょくきますね(みかんいただきにですけど)

megamioohasi.jpg

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2005年12月16日

ヒラヒラヒラ

コノシロ(コハダ)の親分みたいな魚、ヒラといいます。
この名前、長崎での方言だと思ってたけど標準和名なんですね。
一度にたくさん捕まえる巻網など量がまとまる船は韓国に輸出
しているみたいです。
新しい時は刺身、唐揚げなどで美味しいですが小骨が多いので
骨切りが必要です。めんどくさいのでおおとり丸では出しません。(多分)

hira.jpg

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2005年12月15日

巨大オタマジャクシ

クサウオです。珍しい魚です。漁師生活21年で2匹しか見たことがありません
体は柔らかくブヨブヨしてゼラチン質が多いようでおなかに吸盤がある
不思議な魚です。これでもカサゴ(アラカブ)の仲間なのでたぶん美味しいと思います。
長崎市内のイタリアンレストランに引き取られていきました。
きっと美味しいイタリアンに変身するでしょう。
オタマジャクシに似ていますが多分足は生えてこないでしょう。


kusauo.jpg

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2005年12月13日

煮干加工場

おおとり丸から約50メートル離れたヤマケ水産煮干加工場です。
大きな釜でカタクチイワシを茹でているとこです。このあと
乾燥です。私の子供の頃は天日干しでしたが今は乾燥機に入れます。
天日干しの方が味はよくなるそうですが最近は衛生的に作らないと
いけないそうです。昔の子供達はイワシに混じった茹でたてのイカを
盗んで・・・いや、貰って食べていたのですがそのチャンスはもう無いですね。

nibosi.jpg

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2005年12月11日

推薦します。

やはりこの季節の花は水仙です。綺麗さもさることながらとてもいい香りです。
みなさんにお薦めしたい(推薦)花です。
今日から、来年の1月9日まで野母崎は水仙祭りです。
去年の水仙まつりは今頃が満開で1月頃は散っていたのですが、
今年は咲き始めが遅く長く楽しめそうです。
ぜひ、田の子水仙山公園へおいでください。(でも、寒いですよ。)

suisen.jpg

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2005年12月10日

マグロ・・・?

これでもマグロの仲間でしかも磯の近くに住んでいます。
そのまんまイソマグロです。こいつも南方系と呼ばれていますが
以前から定置網には入っていた魚です。
刺身で食べますが身はカツオに近く透き通っています。
味はまあまあです。

isomaguro.jpg

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2005年12月09日

この蟹は泳いできます。

標準和名はガザミ、俗名?をワタリガニといいます。
一番後ろの足を使い上手に泳いで渡ってくるのでそう呼ばれています。
何でも入る定置網、たまにですがこんなカニやエビも入ります。
私はこのワタリガニは世界中のカニの中で一番美味しいと思います。
だから、ごめんなさい!このカニはお客さんの前に現れることはないでしょう。
今日のは紹介だけですよ。
    わたしの娘も大好きなので見つからないようにします。

watarigani.jpg

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2005年12月07日

タカノハダイ

タカノハダイです。野母崎ではキッコリと呼ばれ、
主に刺し網で獲れるので既に他界したやつしか獲れません。
それでも煮付けに美味しく地元の人に人気です。
年寄り達は刺し網の船着場に行って「キッコリばくれんね~」なんていってます。
(野母の年寄りは魚はもらう物と思ってるようです)
今日は定置網に元気なやつが入ったので刺身にしてみました。
脂がのってバツグンでした。

kakanoha.jpg

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2005年12月06日

変りイスズミ

下半身(魚もそう表現するのかな)がイシダイに似てたので
喜んだのですが、背ビレと尻ビレに特徴があるイスズミです。
長崎大学の山口先生によると、テンジクイサキというそうです。
今年は長崎で多く見られ、イスズミよりも味はよいとおっしゃるので
湯引きにしてみると脂が多く磯臭さも強いみたいですが
味は確かにイスズミよりも上でした。
ニューフェイスの魚は歓迎ですが、魚のすみかや産卵場の藻を
食い荒らす魚が増えるのは困りものです。

tenziku.jpg

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2005年12月01日

フエフキダイ

ハマフエフキです。フエフキダイ科は種類が多く、しかも
似たような顔ばかりなので見分けが難しい魚です。
あまり美味しそうに見えないのですが刺身で美味しいです。
このハマフエフキは口の中が火が付いたように真っ赤なので
野母崎では「クチビ」と呼ばれています。
「口火を切ったように~」と言う言葉の語源はこの魚、
と言うのは確認していないので分かりません。

hamahue.jpg

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