2012年01月12日

スルメイカ物語

これは、大海原を自由に泳いでいたスルメイカが、
不運にも漁師に捕まって姿を変えていった、涙とヨダレの物語です・・・

これが・・・
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こうなって・・・
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こんなことされて・・・
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塩まみれ・・・(6%ね!)
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最後はこうなりました・・・
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これだけで二杯・・・!


投稿者 miura : 15:28

2012年01月07日

2日の朝日はただの朝日?

元旦で野母崎の初日の出を見れなかった皆様、
1012年1月2日、岬木場から撮影した日の出です。
正月早々、長男が暗いうちからクラブへ行くというので
車で送った帰り、一人だったので木場回りで走ってみました。

来年の年賀状用に高画質がご希望の方はメールください・・・

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ちょっと引いてもう一枚・・・

変なオヤジが朝も早よからカメラ構えて道端に・・・
正月ならば許せるシチュエーションですよね。
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少しだけですがサンマが入りました。
北の海より水温が高いので脂肪を蓄える必要が無いのでしょう
脂が乗っていません。大量に獲れると養殖魚の餌になるのですが
少し(貴重?)だと食べたくなります。
飛行機もトラックも使わず自分で泳いでくるので鮮度はバツグン!
刺身でいけました・・・!
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投稿者 miura : 15:32

2011年12月21日

漁師も走る師走

さすがに師走になるとチョコチョコ忙しい。
常に忙しいわけじゃないのですが
一日のうちに一件用事があると一日がつぶれ、忙しい・・・
そんな12月を過ごしています。

今日はこの季節珍しくウルメイワシが入りました。
包丁で切る断面はまん丸でよく太っています。
さて、煮ようか、焼こうか、和えようか、
とりあえず、刺身で頂いてみます。

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昨今の「スマホ」普及にはめざましいものがあります。
各社しのぎを削る戦いが水面下で繰り広げられているようです。
今日ソフトバンク社から「Wi-Fiアンテナ」を設置に来ました。
もうすぐ見ごろの水仙とからめての画像です。
ソフトバンクユーザーにはとても便利で得する物だとは理解できました。
設置に来た人に「ウチもiPhoneに乗り換えんバかな~?」というと
「大丈夫ですよ、そのうち他社のアンテナも『置いて下さい』って来ますよ」
・・・現場の人はおおらかだ・・・
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最後に、約2年弱使ってきたデジカメを今朝落っことしてしまい壊れました。
コイツで撮った水中動画がNCCのニュースでオンエアーされたのに・・・
確か、取説では1メートルの高さからの落下に耐える構造だったのですが
ヤッケのポケット約1、1メートルからの落下には耐えられなかったみたいです。
しばらくはデカイほうのカメラで撮影ですので海上からの画像は撮れません。
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以上、ツイッターと同じ内容でスイマセン

投稿者 miura : 17:16

2011年12月09日

イトマキエイ

イトマキエイです。青紫のボディーがきれいでかっこよかったです。
マンタと呼ばれるエイはオニイトマキエイで
違いは尾の長さ、口の位置、毒針の有無でそうです。
と、ペンギンSからの情報ですが似たようなモンでしょう。
ペンギン水族館でわずかな時間展示しましたがあとはご覧の通り
力尽きてしまいました(となりの彼は大きさの比較です。まだ力尽きていません)
ちなみに大きさは全長287.5㎝、体重は約70kg、
となりの死体役は40kg(男だろ、もっと食べなきゃ!)

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画像提供 ペンギンS

投稿者 miura : 13:06

2011年10月30日

大潮の晩に・・・

大潮の晩、店の岸壁から海にふと目をやると
なにやら無数の光る物体?海水塊?が・・・
あるものはボヤ~っと光ながら、あるものは銀河系のように回りながら
わずかな潮の流れに乗って前を通り過ぎていきます。
ホタルイカ?マツカサウオ?それにしては足音を立てても逃げない。

デジカメで感度をサイコーに上げて撮り、
さらにパソコンでトリミングしてなんとか「あっこれだな!」って分かるくらいです。

不思議な現象でした。

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その光の1つが手の届くところへ近づいてきました。
バケツですくって見ると、釣りの餌がお尻から光るバスクリン
を出しながら泳いでいるではありませんか!
もちろんこんなの初めて見ました!

いや~海ってまだまだ知らないことだらけです。
(自分だけだったりして・・・)
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詳しい情報をお持ちの方はメインサイト「おおとり丸」
のお問い合わせからメールにてお聞かせください。

投稿者 miura : 11:49

2011年08月18日

ハイブリットな魚

ヒラマサとカンパチのハイブリットに続き
イシダイとイシガキダイのハイブリットが現れました。
あまりの見事な模様だったので別の魚と思っていましたが
ペンギンSさんが「この子、ハーフですよ」ってさすがです・・・

なので現在はお察しの通り、ペンギン水族館の予備水槽で
プレス発表を控え秘密裏に飼育されています。

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投稿者 miura : 15:52

2011年07月03日

大アラカブ

アラカブ(カサゴ)が入りました・・・
そんなに珍しいことではありませんが、
コイツは800g超えの大物です。
こんなに大きいとエラそうにしています。
捕まえられたくせに、上から目線で「ガン見」です。

のもざき朝市の水槽に入れておいたら、
いつの間にか売れていました。

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投稿者 miura : 12:51

2011年06月10日

ドナドナド~ナ~♪

久しぶりにシュモクザメの大物が入りました。
定置網に入る魚は例外なく元気がいいので大暴れでした。
網に歯が引っかかり大きな穴が空いてしまいました。

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上げてみると3メートルをこえるメスのハンマーヘッドシャーク
私の身長は174センチメートル
(なにげに当ブログ初登場の筆者です)

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ちょうど、今日は福岡の水族館「マリンワールド」のN氏が乗船採集に来ていました。
「持って帰って解剖して調べます!」ってトラックの荷台にゴロン
このまま高速道路を飛ばして帰って行きました。
隣を走るバスなんかはさぞやびっくりすることでしょう。
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積まれて行く時はなぜか小学校のとき音楽の授業で習った
「ドナドナ」が頭の中で流れていました・・・

無事?マリンワールドで解剖されたそうです。
執刀医のN氏によると、全長:327cm 体重:220Kg
で親とおんなじ姿をした胎児が約30匹いたそうです。

投稿者 miura : 13:47

2011年02月23日

キングオブクロアナゴ

巨大なクロアナゴが入りました。
ジョージアの缶と比べてもその大きさがわかります。
普通サイズはその缶に2~3匹同時に通るくらいです。
普段は放流するのですが食えないかと持って帰って捌いてみると
刺身にうす~く切って食べるといけるじゃありませんか!
以前、某「ゴ〇になります」という番組で幻の食材、
薄造り八切れキレイに盛り付けて¥10,800!!という驚きのお値段で
出題されていました。おおとり丸ではそんなお値段では出しませんでしたが、
喜んでいただけました・・・

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投稿者 miura : 16:40 | コメント (4)

2010年12月04日

時代は、ハイブリット

温室効果ガス削減とリーマンショック以降の
新車販売台数の落ち込みの為、各自動車メーカーは
ハイブリットカーの開発に力を入れていました。
今では、エコカーの代名詞にもなっています。

陸の上のブームは海の中にも影響しているみたいです。
ヒラス(ヒラマサ)とカンパチのハイブリットが現れました!
ヒラスの色でカンパチのシルエットを持つコイツ、
さばいてみると、ガソリンと電気のいいとこ取りの車みたいに
ヒラスの肉質でカンパチの太り具合でいいとこ取りでした。

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投稿者 miura : 20:22 | コメント (2)

2010年11月26日

アサヒガ二

平山にあるストアー「バリュー」でよく見かけていたカニ、
「アサヒガ二」ボイルされ半分に割られていい値段で売られていました。
このカニどこから来るんだろうと思っていました。
(いい値段なので買ったことはありませんでしたが)
ついに生体を見ることができました。
私の定置網のとなりの網に入りました。
だれもがはじめて見るカニなのでどうしていいのかわからず
乗組員さんが持って帰り、とりあえず茹でて食ったそうです。
調べてみるとほとんど輸入物で国産は希少らしいのですが
「国産は高価」との記述はなく(バリューではいい値段なのに)
やはり食ったのは正解でした。

英名はそのハサミの形状から「スパナクラブ」と呼ばれるそうです。
2回続けて工具ネタでした。

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投稿者 miura : 10:40 | コメント (3)

2010年10月31日

ホ〇〇〇サメ

定置網に入っていた〇オ〇〇サメの歯です。
顔は超~悪人顔だったのでカットしました。
幸いなことに網にからまって息絶えていたので、
船上での格闘をすることなく解体することができました。
2メートル強の小型でしたが迫力の姿でした。
この〇〇ジ〇サメの歯、紙が簡単に切れてしまいます。
こんな歯で噛まれると想像しただけで痛そう・・・
(痛いだけじゃすまないだろう)

この〇〇〇ロサメ、コイツで3匹目ですが一番小型でした。
性格も評判どおりで前回の大きいやつは
陸揚げして、帝王切開でイルカを生みました・・・?

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今日のネタを「野母崎の海って危険なサメがいるから泳げない!」
と考えずに、
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「野母崎の海ってこんなに豊かなんだ!」と思っていただけたら
幸いです・・・

投稿者 miura : 11:10 | コメント (4)

2010年09月10日

タイマイ

定置網によくカメが入ります。
大きなアカウミガメがほとんどで、たまにアサヒベッコウ(方言?)
と呼ばれる小型のカメ(小型といっても甲羅が50cm以上)が入ります。
今回、このカメはイセエビ漁の刺し網に掛かって残念ながら他界していました。
特徴的な甲羅のギザギザから、どうやらタイマイのようです。
タイマイと言えば「べっ甲」、べっ甲と言えばべっ甲細工、
売ったらウン万円?・・・なんて不謹慎な考えがよぎりましたが、
今は、ワシントン条約で売買が厳しく規制されていて
大枚はたいても買えません。

亡骸は海へ返してあげました・・・合掌・・・

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投稿者 miura : 19:24 | コメント (4)

2010年07月29日

タカサゴ・・・だと思う・・・

タカサゴと思われる魚です。
近似種にニセタカサゴと言うヤツがいます。
大して違いはないので両方ともグルクンと呼ばれています。
新しい物は刺身で、また、から揚げなんかもイケます。
長崎ではなじみの薄い魚ですが沖縄では名物だそうです。

んっ!・・・沖縄・・・?

そうです。コイツはここ数年前から現れ始めた魚です。
網に数匹づつ入っていましたが
今日、ついに1箱という単位で入っていました。
これから、コイツらみたいな南方系が多くなるのでしょうか?

おいしいのですがなじみの薄い魚は市場の評価も低く
地元のかんぼこ屋行きです・・・

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投稿者 miura : 13:25 | コメント (3)

2010年07月24日

ハタタテダイ

ハタタテダイの子供たちです。この子達に限らず
ここ、最近、いろんな魚の稚魚がたくさん迷い込んできます。
春、産卵~孵化した稚魚たちが独り立ちするころでしょうか?
再放流の魚ばかりです。
大きくなってみんなおおとり丸の定置網に帰ってこいよ~!

こんな海の中に合わせるようにペンギン水族館で
特別展「長崎の母なる海展」開催中です。
「おおとり丸のブログを読んで来ました」と言っていただければ
「あっ、そっ・・・」と言ってもらえるはずです・・・

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新しいデジカメで初の水中撮影です。
防水機種ですが、初めて海中に入れるときは勇気が要りました。

投稿者 miura : 15:22 | コメント (3)

2010年07月19日

ハマギギ

はじめて見る魚です。
海のナマズ?シマの無いゴンズイ?
ペンギン・中村に画像で鑑定をお願いすると
「ナマズの仲間のハマギギって魚です」さすが、水中写真家!
ギギって川の魚でしたが、「ハマ」が付いて海の魚になったようです。
海仕様のギギは背ビレと胸ビレに
太く反しのついた毒針で武装してました。

電話、メールのやり取りで種の特定はできましたが
図鑑には「汽水を好む」とありました。
特に塩分濃度が濃い野母崎の定置網に
なぜ、迷い込んだかという謎は残りました・・・

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投稿者 miura : 18:36 | コメント (1)

2010年07月08日

オオスジイシモチ

また、今日も霧です・・・
でも、視界は確保されているので出漁できます。

暖かく(暑く)なってくると、量はもとより
魚種だって増えてきました。選別作業がたいへんで
うれしい悲鳴です。

そんな中、先日来た「マリンワールド」のMさんが見つけて
興奮していたオオスジイシモチです。
確かに、クロホシイシモチやキンメモドキは毎日大漁に
見るのですがコイツはあまり見かけません。
よ~く見るときれいな魚です。でも、数が少ないので
地味でレアな魚です。

マリンワールド、乗船採集でキンメモドキ4,000匹
採集に成功しました。トンネル水槽で群れを成して
泳ぐ様は圧巻だそうです。お近くの方もそうでない方も
ぜひ、ご覧ください。一匹づつ「おおとり丸印」が付いてます(ウソ)

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キンメモドキの群れinマリンワールド
写真提供・Mさん

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投稿者 miura : 05:21 | コメント (2)

2010年06月24日

明日も入りソウダ・・・

梅雨が本格的になると同時に夏は近づいてきます。
そろそろ、夏の魚もチラホラ、

ソウダガツオです。約100箱(トロ箱)でした。
血液に弱毒があるので、残念ながら直接に人の口に入ることはありません。
ほとんどアラ釣りの餌、又は養殖魚の餌になるそうです。
それでも好きな人は(含む、私)たまに持って帰って食べたりします。
なぁ~に、血合いを食べなけりゃ平気です!

野母沿岸のあっちこっちで湧き上がるのが目撃されるので
明日も入りソウダ・・・
船の運転は、操舵・・・
合意する返事は、そうだ!・・・最近疲れてる・・・

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投稿者 miura : 18:14 | コメント (2)

2010年05月12日

この顔にピンときたら手を出すな!

ヒョウモンダコ、青いヒョウ柄、トラ柄?が目印の
イイダコくらいの小さいタコです。
かわいくてきれいで珍しいタコで、手にとって
見たくなりそうです。
でも、コイツ、噛み付くそうです。
こんな小さなタコ、どれくらい痛いか試したくなりそうです。
いけません!
唾液に猛毒のテトロドトキシンを含んでいて
噛まれると死に至ることがあるそうです

実は、定置網に入ったのはこれで3匹目です。
珍しいタコですが確実に野母崎の海に生息しているので
要注意です!

みなさんに見てほしいのでペンギン水族館に
取りに来てもらいました。
ここまでするかってくらい完全武装のペンギン嬢にまるで、
生物兵器でも運ぶのかってくらい厳重に密閉され運ばれていきました。
(多少、ビビリが入っていたようです。)

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投稿者 miura : 14:59 | コメント (4)

2010年04月02日

レアなイカ

サメハダホオズキイカ、聞くのも初めて、見るのも初めてです。
クラゲみたいに泳いでいるところを捕獲しました。
早速、水中写真家の中村君(奥さんはかわいい!)に鑑定をお願いしました。
「とても珍しく深海性のイカです。山口で捕獲例が
数個体あるだけの珍しいイカです」とのこと、
名前の通りサメ肌でザラザラしていて
例えるなら「使用感の悪いコンドーム」みたいでした。
普段、深海に棲んでいるため体内に塩化アンモニウムを体液に含み
浮力を調節しているそうです。ちなみに同じ深海に棲む巨大な
ダイオオイカが臭くて食用にされないのはこの塩化アンモニウムだそうです。
捕獲したときはその、臭い液?は無く変わりに空気でパンパンに膨らんでいたので
よけいコンドーさんの印象が残りました。

亡骸は調べてくれた中村君(奥さん超かわいい、テレビで見たけど)に
ご褒美にあげちゃいました。標本にするそうです。

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投稿者 miura : 14:08 | コメント (1)

2010年01月09日

ポニョ?

また初めて見る魚です。
早速、ペンギン嬢に画像を携帯メールで送り確認!
「キヘリモンガラですよ。」・・・便利な世の中になりました。
見た目通り南方系、しかも、凍てつく1月の野母崎です。
暖かい海に住むコイツが無事なわけありません。
生簀の中で死にそうでした。
ペンギン嬢が連れ帰り、手厚い看護で
ようやく泳ぎ始めたそうです。

めでたし、めでたし。

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投稿者 miura : 20:24 | コメント (2)

2009年12月06日

イタチザメ

ほんとうに久しぶりの魚ネタです。

ある日、入ったいつもと違うトラ柄のサメ、
広いイケスにVIP待遇で泳がせてました。
おとなしいので「コイツはジンベイだ!」と勝手に勘違いして
画像をウミシダ博士に送ると「コイツ、ヤバイですよ
イタチザメって2番目に凶暴なサメですよ。気をつけて!」
おとなしかったんだけどなぁ。さらに、マリンワールドのMさん、
「暖かい海にいるはずなのにこの季節の長崎にいるなんて・・・」と言いながら
サメ専用コンテナでやってきて福岡に連れて行ってしまいました。
興味のある方は、海の中道マリンワールドへ・・・
(英名はタイガー・シャーク、来年の干支です。byMさん)


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投稿者 miura : 12:01 | コメント (6)

2009年09月16日

ゼブラーマン

9月になって、やっと2回目のアップです。
もちろん「のもざき伊勢エビまつり」まだまだ続いています。
私のイセエビ漁、諸先輩方の温かいご指導の下、
がんばっています!

さて、画像のカニですが、イセエビ刺し網の整備中に
奥さんが網にからまっているところを見つけました。
あんな小さなカニ、よく見つけたものです。
(大きさ比較の為お立ち台はペットボトルのキャップです
あんまりカメラを近づけすぎでピントが合ってません)

初めて見るカニ!今度は絶対、新種だ!と思って
元ペンギンで今は某国家の研究機関で活動している「ウミシダ博士」に
画像を送ると、「これ、ゼブラガ二っていいます。僕の好きなカニの一つです」って・・・
どこへ行っても何でも知ってます。ちなみにラッパウニに寄生して暮らしているそうです。

私(いや、今回は奥さん)の「新種発見!」はまたも、なりませんでした。

                               つづく・・・

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投稿者 miura : 18:17 | コメント (1)

2009年08月04日

母は強し

2~3日前に網に入ったコモンサカタザメがイケスの中で赤ちゃんを産みました。
この仲間は「卵胎生」で簡単に言うと卵をお腹の中で孵し
まるで哺乳類のように親から出てきます。
お母さんサカタザメはこんな悪条件で無事産むことが出来ました。
やはり、母は強しです。残念ながら数匹は同居のカワハギに食べられましたが
残った赤ちゃんは海へ返してあげました。でも何匹生き残るのでしょうか・・・

さて、偉かったお母さんですが、この後おおとり丸でとってもおいしい湯引きになります。
それと、これとは話が別です・・・

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投稿者 miura : 18:33 | コメント (1)

2009年05月08日

オゴノリ解禁です。

今日から野母崎地区の「オゴノリ」が解禁です。
重たいオゴを背負って漁協へ計量にやって来ました。
「オゴ」って・・・?と思った人、刺身の端っこに
ちょこんと乗っている茶色くて細い海藻ですよ。
岩に生えているオゴを手でむしり取ります。
野母崎の年寄り達のいい現金収入になっています。
しかし、年々、取る人も少なくなり集荷に来る天草の海藻やさんも
「だいぶ減りましたね」と言っとりました。
その中でがんばって取っているばあさん達、頭が下がります。
オゴが濃く生えている場所へ山道を歩き、ロープをつたって崖を降りて
磯へ、帰りは平均20kのオゴを背負って来た道を帰っていきます。
こうした苦労があって刺身が彩られるわけです。
(ちなみにじいさん達は小船で海から磯に行く「ひゅうなし」ばかりです)

初日の水揚げは全体で1,090kgでした。

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投稿者 miura : 18:07 | コメント (2)

2009年04月30日

小規模天変地異

また、リュウグウノツカイによく似た魚です。
最近の異常気象がだんだん大きくなっていくように
よく似た魚も大きくなっていきます。前回入った「プチ」リュウグウノツカイは
フリソデウオでしたが今回はテンガイハタと言う名前で
まるで、シッポの赤いフリルがキュートなタチウオです。
ちょうどマリンワールドが展示用の魚を乗船採集できていました。
目標をキンメモドキから急遽テンガイハタに変更して
大きな活魚車に貸切で積み込み福岡に走り去っていきました・・・
これから先の天変地異はテンガイハタ止まりであって欲しいものです。

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投稿者 miura : 20:11 | コメント (3)

2009年04月05日

ブンブク茶釜

4月1日のアップはみなさんの反応がビミョーでした。
「えっ!うそっ!マジで・・・」そんなコメントを期待したのですが・・・
根が正直者?なのでウソは下手です。
(「山猿」さんに「コレが一番上手なウソだニャ」とつっこまれそうです)
また一年考えます・・・

今日もウニ系のアップです。
昨日、定置網に未知なる生命体が入りました。(なんでも入ります)
毛深いカブトガニの子供?って思いましたが、
その毛の一本一本が動いて移動しているじゃありませんか!
早速、カメラに収め重たい添付ファイル付きメールでペンギン嬢へ、
「ブンブクと言うウニの仲間ですよ」って返事をもらいました。
ちなみに口は体の下におしりは横にあります。
ムーディー博士のいなくなったペンギン水族館でなかなか頼りになります。
始めて見ましたが未知ではなかったみたいで
まだまだ知らない事ばかりです・・・

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投稿者 miura : 11:31 | コメント (3)

2009年04月01日

もうすぐ、解禁!

早いもので今年ももう4月です。
暖かくなると野母の年寄り達は旬の食材を求め
野山や磯に繰り出します。
山のツワ(ツワブキ)に始まり、磯のアオサ、オゴ、そしてウニです。

ちょうどこの季節はお腹にたくさんウニを抱えたアジが岸近くに寄ってきます。
春は干満の差が大きいので干潮時に磯に行き
潮溜まりに取り残されたアジを捕まえお腹のウニを取り出します。
夜遅くまでかかり内臓などを取り除き塩をふって容器に詰め、「野母んウニ」の完成です。
野母崎のウニは「野母んあじ」のような大型のアジが多いので
出てくるウニも質がよくしかもアルコールなど使わない
塩ウニなのでとてもおいしく評判が良いようです。
画像は今日(4月1日)に定置網に入ったアジです。
もう、お腹の中には溢れんばかりのウニが詰ってました。
今年のウニの出来もかなり期待できますが
まだ解禁前なので口に入るのはもうしばらくお待ち下さい。
(ウニ漁は漁協の許可を受けなければいけません)

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投稿者 miura : 05:35 | コメント (5)

2009年03月14日

ウチワザメ

ウチワザメです。アカエイとそっくりですが粘膜のヌメリがなく
まさに鮫肌、毒のトゲもありません。
裏からの顔はマヌケなオヤジ顔なのでこの画像にしました。
この手のサメを野母崎では「キャーメ」と呼び
湯引きでおいしいのでよく食べられています。
昨日からのシケで海が濁り迷ってきたのでしょうか
6匹も入っていました。
ちなみに私はかすかに漂うアンモニア臭が苦手で
湯引きになったエイ、サメ類は嫌いです。
なのでコイツらはペンギン水族館に行っちゃいました。

ペンギンと言えば今までお世話になった「ムーディ博士」は
関東地方の某研究機関にヘッドハンティングされ
秘密の研究員になるそうです。
優秀な人材はどんどん長崎から流出していきます。
でも、笑顔で見送りたいと思います。
世界平和のためにがんばってください!

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投稿者 miura : 18:02 | コメント (4)

2009年03月03日

普通ですよ、普通・・・

今日、定置網に入ったマダイです。
この話はコイツの口の中に住む「タイノエ」っていう虫?のこと
この虫、節足動物、等脚目、タイノエ、フナムシやダンゴ虫の仲間です。
主にタイの口の中に寄生して血を吸って暮らしています。
初めて見る人は魚だけに「ギョッ」って思うかもしれませんが
天然のタイにはけっこう付いてます。「天然の証」と思ってください。
ちょっと血を吸うだけでタイに影響はほとんどありませんが
コイツが寄生すると「タイノエ症」と病名が付きます
もちろん人体にもまったく影響がありませんのでコイツを見つけても
安心して食べてくださいね。

それにしれもこのタイ、餌が食べにくそうです。
言葉がしゃべれないので黙って言いたいことも十分言えずにいるみたいです。
それで、「奥歯に物が詰ったみたいな言い方」の語源と言われてます(ウソ)

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投稿者 miura : 12:39 | コメント (6)

2009年02月10日

イシダタミヤドカリ

イシダタミヤドカリ・・・殻から叩き出されとっても不安そうな顔です。
不安は的中してこの後、刺身とフライに調理されお腹に収まりました。
「えっ!ヤドカリ、食うの?」と聞こえてきそうですが
知る人ぞ知る食材、尻尾の部分はイセエビにも勝るとも劣らない
おいしさです。

こんな知られていない食材を集めて展示する
「長崎海の珍品食材展」が3月20日から長崎ペンギン水族館で開催されます。
今日はそのネタ集めに「コンパクト・ペンギン嬢」がやって来ました。
健〇村の同級生があれこれ作って大収穫で喜んでいました。


企画者の「ムーディー博士」、宣伝したんで、なんかくれ・・・

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投稿者 miura : 16:45 | コメント (7)

2009年01月30日

不思議タコ

「九」 古来より日本では忌み嫌う数字の一つです。
一つ少ない「八」は末広がりでおめでたい数字なのですが・・・

タコは普通、末広がりの8本足なのですが今日、定置網に入った
コイツはなんと9本足でした。1本が枝分かれして2本になり合計9本です。
ちゃんと吸盤もついていて独立して動いてます。
ペンギン水族館の「ジュンジュン」によると「食べてみたい・・・」じゃなくてさ!
「ムーディー博士」によると「外敵に傷つけられそこから枝分かれしたか
先天性のものでしょう。ちなみに30本足のタコも見たことがあります」って
さすが、何でも知ってます。

不吉な足の数のタコですがここは前向きに「1本得した」と考えます。

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投稿者 miura : 16:00 | コメント (4)

2008年12月24日

メリー・クリスマス!

イブ、四日ぶりの凪の日、クリスマスには縁遠い人達と今日も出漁です。
でも、プレゼントでしょうか?網の中にはクロ(メジナ)がいっぱい!
久しぶりの大漁です。シケと不漁が続いてたので縁遠い人達も気合が入ります。
気合が入りすぎて乗組員の一人は途中で戦線離脱、(なんせお年寄りばかりなもので・・・)
海上の生簀に収容して出荷を待ちます。
「聖なる夜」はサンタの代役は奥さんに任せてクロの出荷に追われそうです。

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投稿者 miura : 14:47 | コメント (1)

2008年12月06日

絶滅危惧種

スナメリの子供(の死体)です。定置網の中で沈んでました。
外傷が無く天候も穏やかだったので死因は分かりません。
網に迷い込んだ魚を獲る定置網の性格上、避けては通れない事故です。
しかし、これも環境の変化でしょうか、野母崎の定置網に
スナメリが入ったのは初めてです。追って来たのか追われて来たのか
分かりませんが誰もが始めて見る生物でした。
安らかな顔の亡骸は長崎大学水産学部に引き取られていきました。

sunameri.jpg

投稿者 miura : 06:42 | コメント (2)

2008年11月19日

おおとり丸(の魚)in福岡

福岡進出の続き・・・
タチウオがマリンワールドの水槽で元気に泳いでいます。
おおとり丸から運ばれたタチウオです。
マリンワールドのお二人の苦労のたまもの、
華やかな水族館の舞台裏の大変さを見て余計にきれいに見えます。

それにしてもキレイです。魚なのに研ぎ澄まされた日本刀みたいです。
私も普段は太刀魚が泳いでる姿を横から見ることはありません。
いつもは刺身、塩焼き、なんかにしていましたが、鑑賞でもいけるじゃないですか!

福岡にお住まいのみなさん、今なら生きたタチウオが見れますよ
80匹のタチウオ・・・圧巻です。
ぜひ、マリンワールドへ行ってください。

画像提供は「マリンワールド」でした。
(もちろん私はまだマリンワールドは行ってません)
も〇さん、事後承諾ですいません・・・

tati.jpg

投稿者 miura : 09:22 | コメント (7)

2008年10月05日

分身の術

イケスの中の1匹のイセエビ、「よしよし、元気に生きてるな!」
       ・・・そして30分後・・・
なんと2匹になっているじゃありませんか。
まるで「ポ~ケットの中の~ビスケット♪」状態ではありませんか!
もちろんイセエビなどの甲殻類は脱皮して成長することくらい
小学生の頃から知っていましたがこれほど見事に脱皮するなんて・・・
みなさんはどっちが中身でどっちが抜け殻かわかりますか?
ヒントは触覚です。

ちなみに脱皮したばかりのイセエビは殻も柔らかく
丸ごと油で揚げると全部食べられる「ソフト・シェル・イセエビ」
珍味中の珍味です。
その行方はまたのちほど・・・

のもざき伊勢海老まつり、終わっちゃいました。各協賛店も伊勢海老料理終了みたいですが
おおとり丸では生産者の強み、まだまだ伊勢海老料理やってます。
(当分、お値段据え置きでがんばりますがイセエビの相場しだいではご相談ということで)

bunsin.jpg

画像、左側が中身の脱皮して柔らかい本体です。
硬いはずの触角が曲がってるでしょ・・・
ウチの奥さんは見事に引っかかりました。

投稿者 miura : 15:03 | コメント (4)

2008年10月04日

シマダコ(補足)

シマダコです。なぜ補足?
実は記念すべき第八回目のエントリーで登場しました。
まだ、デジカメを買う前で携帯からの投稿で、文章も無く
つまらん投稿でした。(あぁ~若かったんだな~)
さて、タコノ話でしたね、このタコ、世界中に分布していて
マダコよりも食べられているとのこと・・・
サイトによっては「日本では食べていない」なんて説明しています。
でも、意外と知らずに食べているみたいです。
輸入されるたこ焼き用のタコに多く使われているそうです。
もうすぐ始まる「長崎くんち」の出店でもシマダコ使われるのでしょうか。
ムーディー博士によるとこのシマ模様?夜は光るそうです。
よ~く見ると白いとこ青く光ってます。

simatako.jpg

投稿者 miura : 18:38

2008年09月12日

シラヒゲウニ

刺し網を始めて気になる生き物がちらほら・・・
その中の一つ(1種類)、シラヒゲウニです。
魚をとりにやって来たペンギン水族館の「ムーディー」によると
「シラヒゲウニは食用で南の方でよく食べられていますよ
検索するとたくさん出てくるかも・・・」とのこと
試しにパソコンで検索すると、関連サイトがけっこうあるじゃないですか
奄美地方では貴重な水産資源で近年量が減っているとか
中には熱帯魚販売サイトで一匹1400円!!・・・すごい!
刺し網で毎日のようにかかるので新たな水産資源かも・・・
でも、奄美のように乱獲でいなくなるといけないので
他の人にはだまってよ・・・

sirahigeuni.jpg

投稿者 miura : 19:21 | コメント (4)

2008年09月09日

アカハタ

久しぶりの魚です。っていうか更新自体も最近少ないとお叱りを受けます。
みなさんお察しの通り定置網に入る魚がそろそろ出尽くしました。
でも、今年から刺し網(イセエビ網)も新たに始め
沢山のイセエビ(ちょっと見栄)にまじりけっこう魚もかかってます。
また新たな魚シリーズの始まりです。

さて、この魚、アカハタです。刺し網ではけっこうポピュラーな魚らしく
先輩方は珍しくなさそうでした。
ハタの仲間らしく刺身、湯引きはサイコーでお客さんも
「これ、なんて言うさかな?」って聞いてきました。

まだまだ野母崎の海はいろんな魚がいるみたいです。

                   つづく・・・

akahata.jpg

投稿者 miura : 20:37 | コメント (3)

2008年08月24日

ぼく、はぐれちゃったの・・・

ぼく、スジコバンっていうの。
いつものコバンザメよりスマートでウチワみたいなシッポがキュートでしょ。
普段は大きな魚にくっついて暮らしているんだけど
定置網に迷い込んでくっついていた大きな魚とはぐれちゃったんです・・・
一人になっちゃうと不安で死にそうです。
おおとり丸の船長、海へ返してくれてありがとう
今度は迷わない大きな魚をさがしてくっつきます・・・

な~んてホントは「はよ逃がせさ~こんちょ~憶えてろ!」って言ったかも・・・

sujikoban.jpg

投稿者 miura : 18:15 | コメント (4)

2008年07月13日

デカイ、サヨリ・・・?

梅雨が明けたとたん晴天が続き
溜まってた定置網修理に没頭しています。
おかげで顔の色だけはハワイ帰りのサーファーみたいです。

定置網に珍しくサヨリが入りました。
網の中では「あっ、サヨリだ。珍しいな」でしたが
手に取ると「デカッ!」比較に缶コーヒーを並べてみました。
夏は入る魚が大きくなる傾向ですがサヨリまで大きくならなくても・・・
でもコイツがサヨリかどうかは???です。
図鑑で見るサヨリとは胸ビレの長さが違うようです。
もちろんダツじゃありません
種の断定ができないので試食は無しでした。

ohsayori.jpg

投稿者 miura : 13:57

2008年06月13日

梅雨です。

梅雨に入りました(ちょっと遅いか・・・)
約一ヶ月ジメジメした日が続きます。
漁には雨は影響ありませんがこの時期特有の早い潮流に苦労しています。
魚の獲れ方も日によってばらつきがあり前の日が少なくても
次の日は大漁だったり量が読めません。
画像はトビウオが大漁だった日、(どうせブログにアップするなら大漁の画像を)
今日はハガツオが大漁でした。トビウオはすり身加工(かまぼこ)の原料になり
人の口に入りますがハガツオはサイズが小さかったので養殖魚の餌となりました。
せっかく入ったハガツオ達、カツオ類は定置網に入ると逃がすことが出来ないので
大きくなって入ってくれ~!


tobi.jpg

投稿者 miura : 15:11 | コメント (2)

2008年05月28日

当たった~!(下一桁)

先日、長崎新聞の記事に対馬の定置網にマグロが大漁だったと
ありました。関係者曰く「まるで宝くじに当たったみたいだ」と・・・
潮流のコースの変化によるものといわれています。
今日は私んとこの定置網にも小さいやつが入りました。
「まるで下一桁が当たったみたいだ」・・・
最近では野母近海で大きなマグロが跳ねている目撃情報
が多数あります。近々うちにもジャンボの一等が当たる日が来るかも・・・

magurosibi.jpg

投稿者 miura : 12:31 | コメント (5)

2008年05月10日

ムラサキウニ

野母崎の春の海はおいしいものがたくさんです。
しかも、老若男女だれでも獲ることができます。
(物理的にです。実際は許可が必要です)
海藻類、ミナ、そしてウニです。
画像はムラサキウニ、野母で「ガゼ」と呼ばれています。
潮時は黙っておれずお客さんを店に残し「かぁちゃん、後はたのむばい」って
私だけが知っている場所へ。大きなウニが一列に並んで「獲ってくれ~」と言わんばかり
10分くらいでバケツ二杯くらいでしょうか、(身はわずかですが)
きれいに身を出して塩を振って水切り
日本一高価な(ゑびす丸ブログによると)塩ウニの出来上がり!
これで今夜は一杯やろうかな、しかしウチに持ち帰るとウニ好きの娘の餌食に・・・
ウニにごはんをのせて食べてました。
野母崎に住んでると少々価値観にずれがあるみたいです(くやし~)

uni.jpg

投稿者 miura : 15:04 | コメント (4)

2008年05月03日

ミズイカ、あがってます。

海の中でベビーラッシュが年2回あります。
ボラなど(卵巣がからすみの原料)秋に産卵する仲間、
タイ(桜鯛)やクロ(メジナ)など春に産卵する仲間。
魚類ではないのですがイカ類も春に産卵します。
産卵のために岸近くの藻場へやってきて定置網に迷い込んできます。
この時期は大きな個体が多く1~2キロは当たり前、
中には3キロオーバーのミズイカもいます。
イカの一生は一年といわれてます。春に米粒大の卵が
1年後には3キロ以上になるのですから驚異的です。
事実、食欲も旺盛でイカの養殖(中間育成)でイケスに入れると
餌をやってるのにもかかわらず共食いしてしまいます。
それでまだイカの養殖(中間育成)が成功したというのは
聞いていません。でもそのおかげ?でミズイカはすべて天然物です。

今日もおおとり丸のお刺身にはミズイカが入ってます。
なんだか宣伝になりましたがどうぞお越し下さい!

ikakeiryou.jpg

投稿者 miura : 14:45 | コメント (2)

2008年04月22日

海の上に山?

編集で拡大したので荒い画像になりました。
大海原の一部に鳥が群れています。
小さな魚(イワシなど)の群れを
大きな魚が取り囲み逃げ場を失った魚が海面に上がってきます
そこを鳥が捕まえているわけでそんな状態を「鳥山」と呼んでます。
大きな魚がいる目印となるので「マギリ(野母式トローリング)」
をやっている船は「鳥山」を見つけながら引いていきます。
ベテランの漁師は「鳥山」を見ただけで魚種や群れの大きさまで分かるそうです。

この画像を撮った後、イルカの群れが通りました。
その群れの大きさは私でも分かりますが・・・
(ジャンプするので見えてるって)

toriyama.jpg

投稿者 miura : 14:26

2008年04月18日

今度こそ・・・

今度こそ、リュウグウノツカイの赤ちゃんです。
今日、定置網に入りました。とりあえずイケスに入れましたが
航海中、排水口に頭を吸い込まれ無残な姿になってしまいました。
2006年5月16日のエントリーでリュウグウノツカイ疑惑の魚をアップしました。
(この魚は「フリソデウオ」だと4号さんが調べてくれました)
コイツはまさしくリュウグウノツカイでしょう。
天変地異の前に現れるといわれてますが
最近の海は毎日が天変地異みたいです。

勢いでここまで書きましたが誰かコイツの正体を知りませんか?
普及センターのI係長、4号さんの代わりに調べてよ!

いつもコメントで応援してくださってる大立神さんはウイルス侵入で
パソコンが使えないそうです。ウイルスには漢方は効かなかったみたいです。
コメントが少ないのでなんだか寂しい今日この頃です。

ryuuguu.jpg

投稿者 miura : 16:08 | コメント (3)

2008年04月01日

逃がした魚は大きかった・・・

今朝、定置網操業中に「バシャ!」っと水音、
振り返ると上半身は人間、しかも裸の金髪女性!
でも下半身はウロコに覆われた魚、なんとも奇妙な生き物でした。
逃げ出したのでとっさにデジカメを水中に入れて(私のデジカメは防水ハウジング付き)
撮影しました。捕まえて観賞用にウチで飼いたかったのですが
奥さんが反対するのでそのまま逃がしました。いや~惜しかった。

おおとり丸の企画の時、約4年前から色々と力になってくれた
「4号」さんが転勤になりました。多分このエントリーは
県北水産業普及指導センターのパソコンで見ていることでしょう。
「4号」さんがいなければおおとり丸は存在しなかったと思います。
今までほんとうにありがとうございました。
悲しい別れですが係長昇格の御栄転なので笑顔で送りたいと思います。
偉くなっても漁師の私とお話してくださいね。

ningyo.jpg

投稿者 miura : 15:25 | コメント (2)

2008年02月21日

桃栗三年牡蠣一~二年

柿の種、いや、ホタテの殻に付いた牡蠣の種苗(赤ちゃん)です。
最近では海の中に吊るすだけで漁獲できるカキ養殖、
漁家の副業であっちもこっちも盛んに養殖しています。
供給過剰になってやしないかと4号さんに聞いてみると
それよりも需要が多くカキが足らないそうです。
それならば私も”いっちょうしてみっか”・・・
脇岬の「ヨシキ」にちょっと分けてもらっておおとり丸の前に吊るしてます。
持つべきは気前のいい同級生です。
早く大きくなるようなら来年からたくさん養殖しようと思います。
カキは肝臓にいいそうで、これで安心して酒が飲めます・・・?

kakinotane.jpg

投稿者 miura : 12:05 | コメント (3)

2007年11月08日

カライワシ

コイツもまた珍しく定置網に入るのは2回目です。
顔はカタクチいわしにそっくりだけど大型で
コイツは1メートル位でした。
当然、食べたことはないので味については語れません。
図鑑によると太平洋に広く分布しているとのこと
世界中で釣れているようです。
小骨が多く唐揚げなどにすると何とか食べられるようです。
乗組員のおじさんが「食べてみっけん」と言って持って帰りましたが
翌日、その後のことを語ろうとしませんでした・・・やっぱり・・・

karaiwasi.jpg

投稿者 miura : 19:52

2007年11月01日

ちょっとマンタ!(タンマ)・・・くっ苦しい

長崎では珍しいエイが入りました。
さっそく、ペンギン水族館に連絡すると
「それ、イトマキエイ?それともオニイトマキエイ?」って・・・
えっ、イトマキエイって2種類いたの? 通常オニイトマキエイのことを
マンタと呼ぶらしいのです。だから「ちょっとタンマ」なのです。
大きさは幅が2メートルくらいでしょうか、
逃がそうと思いクレーンで吊ったら仰向けになりこんな画像です。
人の力では起こすことが出来ません
でも無事(かすり傷はありますが)もとの海へ帰っていきました。
コイツってどっちなの誰か教えて!

ちなみに水族館の水槽には大きすぎて入らないそうです。

manta.jpg

投稿者 miura : 14:44 | コメント (2)

2007年10月13日

コイツも「センタロー」

ジャノメガザミです。
タイワンガザミ(アオセンタロー)同様、野母港内(浦ん中)
で捕まえました。三つの点があるので野母んもんは「ホシセンタロー」
なんてテキトーに呼んでいます。タイワンガザミより味は落ちると
言われていますが、蒸して食べると負けず劣らず美味しいですよ!
ある本のコラムに「カニを茹でるのは愚か者の行為だ!焼くか蒸すかだ!」
なんて書いてありましたが 身と味噌汁、二度味わえるので
それもオッケーだと思います。私は蒸したけど・・・

お知らせ:明後日15日から18日まで視察研修の為、お休みします。
      去年の徳島県上勝町に続き栃木県の山の中です。
      「水産業に関係あるのか!」って意見もありますが
      漁業の枠にとらわれず地域活性のヒントを求めて
      行ってきます。もちろん相棒は4号です。

janomegazami.jpg

投稿者 miura : 13:41

2007年10月02日

ムロアジ

ムロアジ・・・だと思います。
網の中で泳いでいる時は体の横にブルーのラインが入ってたのに
イケスの中に入れてしばらくすると黄色のラインに変わってました
黄色のラインだとムロアジでブルーだとクサヤモロだそうです。
(撮影時はもちろん生きてます)
まさか時間で種類が変わる魚でしょうか?
身が赤く刺身ではビジュアル的によくありません。
塩焼きや干物に利用されているようです。
ちなみにくさやの干物を一度食べたことがありますが
地方によって食文化の違いに驚きました。
野母崎産の私には強烈でリタイヤしちゃいました。

muroaji.jpg

投稿者 miura : 17:48 | コメント (3)

2007年08月05日

マナガツオ・・・多分・・・

久しぶりのエントリー、しかも魚ネタ、
みなさん、おおとり丸は健在です!
サボっている間、ペーロン選手権
(のもざきおなごペーロン優勝おめでとうございます)があり
、「ながさき型創出事業実績発表」(発表者は私)があり、台風5号がやってきたり
いろんなことがありました。
それでは本題です。今日、入りました。マナガツオ・・・だと思います。図鑑、魚屋で見る
マナガツオとひれの形がちょっと違う見たいです。
巻網船経験のある乗組員のオジサンに聞いてみるとやはり
食べたそうな顔で「マナガツオに間違いない」と言ってました。
それもそのはず、鮮度のいいヤツは刺身で絶品で
市場でも高値が付いています。
今回、入ったのはコイツ一匹なので市場に送るわけもいかず
乗組員のオジサンの「シャー」にもならず、
私が頂こうと思います。

久しぶりの文章なので長くなっちゃいました。

mana.jpg

投稿者 miura : 18:53 | コメント (1)

2007年06月16日

大物!

ハンマーヘッドシャークに続き、漁協クレーンの登場です。
50㌔のキハダマグロです。2~3日前に三和の定置網に6匹
入ったそうですがその群れとおんなじマグロと思われます。
「マグロ一匹で大儲け」と言う声が聞こえてきそうですが
大消費地に遠い長崎ではこんな大きな魚の評価は低く
「流通の途中で誰かがどこかで儲けている」と言うのが根強く残っています。
コイツも例外なく誰かに儲けさせました。
今度入ったらおおとり丸で解体ショーをやりたいと思います。

kihada.jpg

投稿者 miura : 21:11 | コメント (5)

2007年05月31日

死闘の末に・・・

ハワイのカジキ釣りの後の記念写真みたいな画像です
今日、定置網に入ったシュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)です。
以前、紹介したやつのお母さんでしょうか、かなりの大物です。
体のわりに小さい口ですが歯はやっぱり鋭く
かなり網を切られました。
格闘している時は手が離せないのでシャッターが押せなかったので
生前の姿を収められなかったのが残念です。
海水浴シーズンを前に大物を捕まえて
安心して海に入ることが出来ます。

hanmar.jpg

投稿者 miura : 16:34 | コメント (4)

2007年05月09日

魚です・・・

定置網に入った魚です。
南方系でしょうか、初めて見ました。
名前も調べましたが分かりませんでした。
そういうわけで今回は多くは語らずに
水産専門県職員にバトンタッチしたいと思います。
4号さんではなく「ホクレア号」を見て異常に興奮していた
(別の意味で5号の称号を与えたい)○○君お願いします。


humei.jpg

投稿者 miura : 18:55 | コメント (2)

2007年04月26日

ササノハベラ

たくさんいるベラ科のササノハベラです。
防波堤、その辺の岸壁で釣りをする人には
一番よく見る魚ではないのでしょうか
釣り針をどこへ落としても食いついてきます。
口は小さいのに「どうやったら掛かるんだ」って思うほど
大きな針に掛かってきます。貪欲な魚なんでしょう。
野母崎では軽く見られがちな魚ですが
刺身、煮付け、塩焼きまたはそれで味噌汁、と貪欲な人も
満足させる味です。「雑魚中の雑魚」、「キングオブ雑魚」ですね。

5月は都合により月曜日定休日に加え
5日、13日、27日お休みさせていただきます。

bera.jpg

投稿者 miura : 13:23 | コメント (2)

2007年04月24日

シーラカンス?

いえいえ、マツダイという魚です。
「そういえばこの魚、たまに定置網に入るなぁ」
ってくらいの魚です。見かけは古代魚に似て不思議な魚ですが
存在感がありません。それもそのはず、ふだんは枯葉のまねをして
流れ藻に付いています。
味ですが、そういえば食べたことなかったなぁ、
最後まで存在感がありませんでした・・・

ちなみに画像の中の魚が右向きなのは左手で生きた魚を押さえて
右手でデジカメのシャッターを押すからです。
長い間疑問に思った方もいるのでは・・・

etiopia.jpg

投稿者 miura : 13:01 | コメント (2)

2007年04月01日

クロホシイシモチ

ここ1~2週間で一番たくさん入る魚です。
ネンブツダイによく似ていますが後頭部と下唇の
ホクロ(?)で見分けが付きます。
良質のスリ身原料になるのですが手が掛かりすぎて
商品価値は低いようです。ならば、養殖の餌にと思うのですが
浮き袋に空気が入ったまま死ぬので撒いても沈まず、ほとんどトンビに
獲られて魚の口には入りません。いい利用方法はないのでしょうか
イシモチ・ネンブツダイの仲間は小さくて赤いので
よく「金魚」と呼ばれています。まるで本物の金魚みたいです。

kingyo.jpg

投稿者 miura : 10:10 | コメント (3)

2007年03月29日

アオイガイ

コイツを見てると「タコと貝は同じ仲間なんだなぁ」って
改めて思います。定置網にフラフラとたまに入ってきます。
各地の海岸によく打ち上げられていますが野母崎は
波が荒いからでしょうか泳いだやつしか見たことはありません。
殻の形が葵の葉に似ているからこの名前、
他に見た目通り「カイダコ」、学名はギリシャ神話に出てくる
船の名前に由来して「argo」、きれいな殻なので飾りにいいのですが
紙みたいに薄い殻なので忙しい船の上でいつも割れちゃいます。

kai.jpg

投稿者 miura : 16:03 | コメント (2)

2007年03月22日

お待たせしました。チンチンギャーです。

おそらくコイツをチンチンギャーと呼んでいるのでしょうか?
「タカジリミナ」「サンカクミナ」などいろんな名前で呼ばれています。
茹でると身が奥に入り見えなくなるので貝殻の入り口付近を
少し叩いて(トントン?チンチン?)穴を開けて身を取り出すので
チンチンギャーと呼ばれるのではないでしょうか
各地で磯焼けの原因の一つということで駆除の対象となっていますが
とんでもない!立派な資源ですよ!見かけ通り身も大きく食べ応えがあり
味もサイコーです。茹で方しだいでは身が外に出たまま茹で上がり
食べやすくなります。
長崎市三重地区ではタチウオ釣りの釣り針で上手に身を出して佃煮にしていました。

takaziri.jpg

投稿者 miura : 15:50 | コメント (1)

2007年02月21日

ショウジンガニ

世界で2番目に美味しい(当社比)カニです。
もちろん1番目はセンタロウです。
私達は「ハマガッセー」と呼んでいましたが
世代や地区によって呼び名が違うみたいです。
磯が遊び場だった少し前までの野母っ子が一番多く目にしてきた
カニではないでしょうか。ハコフグで練習した「ホコ」を
コイツで実践していました。なかなかすばしっこくてよくホコ先を
岩で潰していた記憶があります。
磯の成果、ミナといっしょに茹でたり味噌汁で食べたり、美味かったなぁ・・・

gasse.jpg

投稿者 miura : 07:18 | コメント (3)

2007年01月12日

左平目に石鰈

イシガレイです。定置網にはヒラメのほうがたくさん入り、
カレイ類はたまにしか入りません。
コイツは背中(何処?)にゴツゴツした骨盤があり名前の由来になっています。
わりと大型で西日本では一番大きくなるカレイだそうです。
旬は産卵期の秋~冬にかけて、まさに今の時期です。
大きな卵を抱えていました。抱卵している魚を獲るのは
気が引けますが旬なので美味しくいただきます。

isigarei.jpg

投稿者 miura : 18:07 | コメント (1)

2007年01月09日

大物!

久富さんの刺し網にかかった巨大なハモです。
まるで手足の無いワニのようです。約16㎏の大物です。
一緒に写っている中島君が小さく見えます。
ハモと言えば湯引きやお吸い物でなど関西方面で上品な料理の
イメージがありますがさすがにコイツは大きすぎて町内の蒲鉾屋に引き取られていきました
上品な料理になるには無理があるようです。

bighamo.jpg

投稿者 miura : 19:47 | コメント (1)

2006年12月26日

カタクチイワシ

一昨日よりカタクチイワシが入っています。
ただ入って泳いでいたらいいのですが網の中の大きい魚に追われ
行き場を失い網の目に刺さっています。かなりの量です。
これが厄介で網は重たくなるしイワシの脂でデッキの上や網を握る手は
滑るしたいへんです。魚を外そうと網を振ると顔中ウロコだらけです。
昨日、目にもウロコが入り取れなくて先ほど奥さんに取ってもらいました。
丸一日以上ぼやけたコンタクトをはめていたみたいで取れたときはまさに「目からウロコ」でした。
魚辺に弱いと書きますが、数の力は強いです。毎日きゃ~なゆるばい!

tare2.jpg

投稿者 miura : 14:41 | コメント (5)

2006年12月19日

アラを食え(クエ)

クエです。九州地方ではアラの名前が馴染み深いのでは。
刺身、湯引きはもちろん鍋の美味しさは有名です。
先週の金曜日、ある団体が忘年会にどうしてもアラ鍋が食べたい!
と言うので長崎魚市から取り寄せたばかりでした。コイツは昨日網に入ったものです。
今日忘年会なら新鮮な活き物を食べられたのに・・・
魚類ではわりと高価安定で取引されています。(国産マグロは別格です)
取り寄せたアラも高かった~(ウン万円でした)

ara.jpg

投稿者 miura : 13:39 | コメント (2)

2006年12月09日

ソデイカ(推定10kg)

冬になってくると各地の港に現れる巨大なイカ。
近所の人に簡単に捕まえられて新聞などに取り上げられます。
簡単に捕まえられるので野母崎では
「バカイカ」と不名誉な名前が付いています。
身は硬く味もないのですが不思議と冷凍→解凍すると柔らかくなり甘味も出てきます。
まぁ保存に便利なお寿司屋さん大助かりなイカってことですね。
コイツはこの後、このイカをはじめて見た乗組員が私の忠告も聞かず
船上に上げようとしてその大きな体でジェット噴射みたいに
海水を浴びせられ大変な事になってました。

bakaika.jpg

投稿者 miura : 14:11 | コメント (4)

2006年12月08日

カラスエイ

珍客です。カラスエイと言います。
名前の通り全身真っ黒、裏まで真っ黒です。
長崎大学水産学部、山口先生によるとコイツは
暖かい海に棲み表層を泳いでいるそうです。
あまり人目に付くことはないそうで、私もはじめて見ました。
「えっ!12月に暖かい海の魚?」と思いでしょうが12月はまだ海の中は
20℃以上で暖かいんですよ。泳ぐ気にはなれませんけどね。


karasuei.jpg

投稿者 miura : 13:36 | コメント (6)

2006年10月28日

涼しくなると死滅回遊魚が心配です。

ツノダシの稚魚だと思われます。
あんまり小さくて確定はできません。
死滅回遊魚といえば冬が来て水温が下がると寒さで
死んでしまうそうですがコイツはまだ小さいのにとんでもないところ
に流されてきたものです。映画「ファインディング・ニモ」では
歯科医院の水槽の中のリーダー「ギル」役でした。南の海で
暮らしていたらあんなに大きくなれたのに・・・

tunodasi.jpg

投稿者 miura : 16:22 | コメント (3)

2006年10月10日

コイツも痛い魚

ゴンズイ、見た目通りナマズの親戚、
コイツの稚魚の群れはその密度の濃さからゴンズイ玉と呼ばれています。
子供の頃から今まで一番多く目にした魚ではないでしょうか。
泳ぎに行っても、センタロウ突きに行っても、コッパクロ釣りの時も、
ぼんやり海を見ているときも、いつもゴンズイが泳いでいたような気がします。
背ビレと胸ビレに毒針があるのでいつもすぐ捨てて(逃がして)いたのですが
一昨年、千葉の館山に視察研修に行った時、名物として食べていました。
初めて食用魚だと知りました。それから変○1号が調理したので食べたのですが
想像していたよりは美味しかったですよ。
野母では「ハチウリ」と呼ばれています。見た目が爬虫類みたいだからでしょうか?

    エントリーはこいつで203種類です。

gonzui.jpg

投稿者 miura : 18:55 | コメント (3)

2006年10月03日

吹いてはいけません。

ホラ貝に似ていますがコイツはボウシュウボラ、
イセエビ漁の網によく掛かってきます。
本物のホラガイより小さく30cmもあれば大きな方でしょう
殻を割り身だけをよく水洗いをして刺身又は湯引きで食べます。
コリコリしてけっこう美味しいですよ。
でも、内臓にテトロドトキシン(フグ毒)があるので食べてはいけません

先々週、台風で休み、先週、視察で休み、
今度の日曜日8日、野母の地区民体育祭でお休みします。
ご迷惑をおかけします。なんせ分団長なもんで・・・

bousyuu.jpg

投稿者 miura : 19:11 | コメント (1)

2006年09月29日

青シェンタロー

野母崎産なのに、タイワンガザミといいます。
この辺のカニの中では大型でコイツはハサミを広げると67cmでした。
子供の頃、野母の港の中に沢山いて夜、懐中電灯とホコを手に
獲りに行ったものでした。港の護岸も整備され最近ではすっかり
見なくなりました・・・実は護岸が整備され浅瀬がなくなって
見えなくなっていただけでした。まだ野母の港の中には
かなりのガザミがいるみたいです。港内は家で食べる以外の
漁は禁止なのでしばらくは大丈夫でしょう。
肝心の味ですが誰が何と言おうとも世界一です!
やっぱり、野母の「シェンタロー」は美味かったバイ!(過去形)


aosenn.jpg

投稿者 miura : 16:30 | コメント (11)

2006年09月13日

不思議ダコ

ムラサキダコです。大きなマントを広げて泳いでいるみたいです。
その姿はまるで悪魔の使い(見たことないけどイメージで)と言いたくなります。
でも弱々しく泳ぐスピードも遅く手で持ち上げただけでそのマントは
ちぎれてしまいます。
画像のコイツはメスでオスは3センチくらいにしか大きくならないそうです。
最近のオスは海でも家の中でも小さくなってます。
ちなみに茹でても水っぽく美味しくないそうです。

murasakidako.jpg

投稿者 miura : 14:56 | コメント (1)

2006年08月31日

ムラサキイガイ

どこの海岸でもよく見かけます。
ムール貝の名前の方が有名ではないでしょうか。
こいつは定置網のアンカーロープ付いて大きくなったやつです。
あんまり大きくなりすぎると網が沈んでしまうので年に一度取り除きます。
パエリアやブイヤベースには欠かせない貝ですがもともと外来種で
明治から大正にかけての外国航路の発達で船にくっついて
フランスから日本にやってきたそうです。
先日、予約のお客さんに三ッ瀬で獲ったムール貝入りのパエリアを作りました、
なかなかGoodでしたよ。
お吸い物やバター焼きなんかもおすすめです。


karasugai.jpg

投稿者 miura : 14:56 | コメント (4)

2006年08月25日

タツノオトシゴ

かっこいい名前です。私が辰年なので竜、ドラゴンなどは大好きです。
でも、名前とは違い弱々しい魚(コイツが魚だって知らない人もいるそうですが)です。
よく今まで生延びたとおもいます。繁殖のしかたに秘密があり
お腹の中で卵を孵す卵胎生です。しかも卵を抱えるのはオスだそうです。
その様子は何の苦もなく生まれるようなので安産にも例えられ
よく乗り子のオジサンたちが娘のお守りにと持って帰ります。
海外では竜ではなく顔が似ているのでシーホース(海の馬)と呼ばれています。
ちなみにヒトの脳にある記憶を司る器官を「海馬」と呼びますが
その形がタツノオトシゴに似ているからだそうです。
私は食べたことがありませんが漢方薬になる種類もいるそうです。
そうですよね、大立神さん・・・


tatunootosigo.jpg

投稿者 miura : 17:36 | コメント (4)

2006年08月23日

琴には聞こえないけどなぁ

コトヒキです。シマイサキとそっくりです。
まとまって入ったことがないのであまり大きな群れではないようです。
白身でわりと淡白な味です。
名前の由来ですが、船の上に上げるとグーグーと鳴きます。
きっと名前を付けた人が琴を弾く音に聞こえたのでしょう。
それでコトヒキだそうです。
聞きようによっては初心者のバイオリンに聞こえなくもないけど・・・
(シマイサキもまだアップしていませんでしたね)

kotohiki.jpg

投稿者 miura : 13:24 | コメント (1)

2006年07月25日

死滅回遊魚Ⅱ

波間に漂う木の葉・・・ではありません。
ナンヨウツバメウオの幼魚です。
台風通過の続いたシケの後ゴミや流木などが野母崎の
海岸にたくさんやって来ました。特に流木はニュースに取り上げられるくらい
大きなものが漂流してきて夜は危なくて航行できないくらいです。
でも、よく見ると流木の影に寄り添ってこんな珍しい魚もやってきます。
おそらく南の海から台風のうねりに運ばれてきたのでしょう
小さいのに長い旅をしてきてみたいです。
でも、死滅回遊魚なので冬になると死んでしまいます。

nanyoutubame.jpg

投稿者 miura : 13:58 | コメント (1)

2006年07月23日

フグといえば

トラフグです。みなさんにとって一番なじみの深いフグではないでしょうか
でも、類似品が多く実際はめったに口には入っていないと思います。
野母崎の海域にはあまり生息していないのでしょう。
定置網漁、フグ籠漁、フグ延縄漁、いずれもキンフグが多いようです。
フグといえば下関が有名ですが実は長崎が養殖フグの生産
日本一なんです。ホルマリンでイメージダウンしましたが
フグとアサリのチクり合いだったので気にせずにいましょう
ちなみに養殖フグは網を食いちぎるので歯を切っちゃいます。
そう、画像のコイツのように歯があるのが天然です。

全国ペーロン選手権大会 女性の部「野母崎おなごペーロン」チーム
四連覇!おめでとうございます。

torahugu.jpg

投稿者 miura : 13:49 | コメント (5) | トラックバック

2006年07月06日

コロダイ

以前、紹介したコショウダイに似ています。
こちらの方が大きくなり味もいいみたいです。
春にコショウダイが入り、いなくなるとコロダイが入ってきました
似ているのですが回遊する水温帯がちがうのでしょう。
正面の顔はやっぱり「つのだ☆ひろ」にそっくりです。

korodai.jpg

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2006年07月04日

へ~っ

今までたまに1~2匹入って「この魚、なんて名前だろう」って
でも漁獲上あまり重要でもないので見過ごしていました。(美味しくなさそうだから?)
ギマといいます。野母崎の人でも定置網関係者以外は
見たことは無いでしょう。カワハギに似てとても美味しいそうです。
今度、食べてみようと思います。最近、「珍しい魚ばかりアップして
ネタ切れ?」って声が・・・いえいえ地球温暖化が進むかぎりそんなことはありません

gima.jpg

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2006年06月29日

安産祈願

ウミタナゴです。数は多くないですがたまに入ります。
正直、あまり美味しくなさそうなので食べたことはありません。
いつもさよならでした。こいつはエイやタツノオトシゴなどと同じ
卵胎生で親と同じ姿の子供を生みます。
何の苦労も無く生む姿を見てある地方では安産祈願のため
妊婦に食べさせているそうです。
こんなに縁起のいい魚だったんだ!今度食べてみよう。
                     (私が食べても意味ないか)

umitanago.jpg

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2006年06月23日

季節はずれの鍋の主役

キアンコウです。口の中に模様があるのがアンコウで
模様の無いこいつはキアンコウといい、アンコウより大きく成長します。
けっこう獰猛で大きな魚も丸呑みしてしまいます。
海面を泳いでるカモメを襲って食べたという記録もあるくらいです。
味はどちらも大差ないみたいです。
鍋の季節だと主役になれるのですが今日入ったこいつは
昨日の私みたいに味噌汁の具という脇役になりました。

ankou.jpg

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2006年06月07日

オキエソ

スマートなエソと比べかなりズングリしていて少し派手です。
名前の通り沖合いの砂地に棲んでいてたまに迷い込むのでしょう
定置網に入ってきます。砂の中に潜り近づいてきた小魚を食べるそうです。
コイツも水揚げ→魚市→蒲鉾工場→蒲鉾→お店というパターンなので
この姿が一般の人の目にとまることはないでしょう。

okieso.jpg

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2006年05月18日

あっちはコチ、こっちはイネゴチ

イネゴチです。網にコチが入ったのですが
よく見るといつものコチと顔がちょっと違う・・・
お目々パッチリでお肌もツルン!調べてみるとやっぱり違う種類でした。
あまり大きくなかったので本家のコチの方が美味しいだろうと勝手に
思い込み記念撮影の後、さよならしました。

inegoti.jpg

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2006年05月17日

隠れた珍味

オニサザエ、野母崎では「イゲミナ」イセエビ漁の網に掛かってくるので
だいぶ深いところに棲んでいると思われます。
コイツは昨日、干上がった磯で見つけました。
サザエと名前が付いていますが別の種類でしかもサザエは草食に対して
肉食だそうです。茹でると柔らかくサザエなんかよりはるかに美味しいと思います。
各地で激減しているそうですがもともとたくさん獲っていたわけではなく
原因はオスがオカマになっているからだそうです。
それでも元の原因は人間ですね。

igemina.jpg

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2006年05月16日

リュウグウノツカイ?

銀色で平べったい体に赤いヒレ、まさしくリュウグウノツカイではありませんか!
こいつが来ると天変地異の前ぶれだと言われてるけど・・・
んっ!ちょっと小さいぞ、もしかして稚魚?
今まで、一年に2~3匹入ってましたがべつに天変地異はありませんでした。
ホントの正体を水産専門県職員さん、お願いします。

最近、スパムコメントと呼ばれる業者の書き込みがあります。
海外のギャンブルサイトからのようです1日に50件以上書き込みがあり
一生懸命削除していますが、気が付かないときもあります。
くれぐれもコメントの中のHPアドレス(特に英文のコメント)
をクリックしないようにお願いします。

ryuuguu.jpg

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2006年05月11日

春刀魚・・?

季節感の無いヤツです。今日、5月11日に入ったサンマです。
数は少ないですが以前から野母崎の定置網にも入っていました。
もっとも秋刀魚という字を書くくらいなので秋~冬のことでしたけど
北の方で獲れるヤツよりも極端に脂ののりが悪く焼いて食べても
美味しくありません。刺身にするとまぁ食べれるかなというとこです。
主に一本釣りの餌、養殖魚の餌となります。
本場、北国のヤツとはずいぶん待遇が違います。

sanma.jpg

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2006年05月09日

スジアラ

はた科の魚でスジアラといいます。
赤い体に青い斑点、いかにも南方系の魚です。
初めて入った魚ではないのですがやはり、南方系は増えています。
九州では「ハタ」のことを「アラ」と呼び、わりと高値で取引されます。
この魚も活魚センターに引き取られていきました。
味見もしないで大丈夫でしょうか?(あまり美味しそうに見えないもんだから・・・)

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2006年05月06日

キビナゴ

キビナゴです。定置網の目はキビナゴの体より小さいので
網を絞りこんでいくとほとんど逃げてしまい、捕獲できるのは
ほんのわずかです。いつも乗組員の「しゃー」になります。
包丁を使わず手で開いた刺身やそのまま煮付けが一般的な
食べ方ですがしゃぶしゃぶもけっこう美味しいですよ。
鮮度落ちが早いので旬な時間は少ないようです。
目やお腹に血の付いたやつはやめときましょ

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2006年04月28日

ブダイ

ブダイです。こいつもまた海藻を食べるので
磯焼けの原因の一つだと考えられています。
そして一匹で彼になったり彼女になったり、忙しい魚です。
野母崎でオーガンと呼ばれ湯引き、フライ、鍋に人気があります。
アイゴとちがい磯臭さも無く白身のきれいで美味しい魚です。
それにしてもコイツ、ベジタリアンのはずなのに丸々太って脂がのって、
海藻ってそんなに栄養があるの?
おまけに虫歯だし・・・


akabudai.jpg

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2006年04月27日

小さいけれど・・・

カタクチイワシ、その昔、野母に大きな富をもたらした魚です。
野母港の周りは全て小イワシ網(八田網)の網干し場と煮干加工場でした。
中学卒業後すぐに船に乗り、今では信じられないような日当
船に乗れない人が「しょうがないから公務員にでもなるか」なんて時代でした。
今では八田網船団はなくなり加工場も2ヶ所だけになりました。
まぁ、昔話(私の時代じゃないですよ)はこれくらいで・・・
タレ、エタリイワシなんて呼ばれていますが煮干になっても
ジャコ、カエリ、イリコと大きさによって名前が変わります。
煮干だけじゃなく煮付け、フライ、天ぷら、オイルサーディン、アンチョビ、一夜干など
いろんな味が楽しめる魚です。
あっ、そうそう、刺身も美味しいけれどたまにアニサキスがいるので注意してね。

katakuti.jpg

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2006年04月22日

クサフグの受難

今日は、網の中にハモが2匹、一匹は巨大なハモで1.5メートル
約10キロでしたがチヌ2匹に重症を負わせ、すでにすでに他界していました。
こいつはもう1匹の小さいやつですが船上に上げても大暴れ、
クサフグに噛み付いてはなしません。
ハモに限らず海の中の長いやつはほとんどが気が荒く凶暴でおまけに
鋭い歯を持っています。ウツボ、タチウオ、ダイナンウミヘビなどです。
ウナギにだって噛まれたことがあります。
昔から滋養強壮にいいと言われているのはこの生命力ののおかげでしょうね。
今日のこいつは湯引きにして茶碗蒸しの中に入ってもらいます。

hamo.jpg

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2006年04月19日

顔はフレンチ・ジョーク

シタビラメです。フレンチの魚料理といえば
シタビラメのムニエルというイメージが強いのは
私が本格的なフレンチを食べたことが無いからでしょうか?
たまに入るのですがいつも和風の煮付けになってしまいます。
ムニエルくらいは出来るけどソースを知らないので
やっぱりこいつも煮付けかな・・・

sitabirame.jpg

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2006年04月14日

普通の藻ですよね。

昨日、市行政センターの秀○さんが持って来ました。
アカモクという野母崎の海岸にどこにでもある「藻」です。
大きなものになると4~5mになり、春の嵐で切れ
漂流して定置網に掛かったりスクリューに絡まったりして大変迷惑します。
「それが、奥さん、」(みのもんた風に)食べて美味しく栄養豊富でしかも
癌抑制効果もあるということです。しかも、しかも、水質改善力も
すばらしい、まさにスーパー海藻だったのです。知らなかった!
体にいいから私に教えたくて持ってきました。有り難うございます。
でも、秀○さんが食べた方がいいようです。なぜならば私より身長低いのに
体重は約0.1トンあっていかにも不健康そうです。
  ※癌抑制効果はおおとり丸では確認していないので保障できません。

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2006年04月13日

クロダイ

鯛と名前の付くやつはたくさんいるけど
こいつは色が黒いのを除けばホント、鯛によく似ています。
今の季節は真子に白子でお腹はパンパンで、身も脂が良くのっています。
かなり大型のクロダイが岸壁のそばまで群れで近づいて来るのを
よく見ます。あんまり珍しくないのですがこいつを釣るとなぜかヒーローです。
九州を除く西日本では「チヌ」と呼び、九州ではもっとなまって「チン」と呼びます。


tinu.jpg

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2006年04月12日

オキヒイラギ

ヒイラギといえば子供のころ岸壁からよく釣っていましたが
こいつはその頃のヒイラギとはちょっと違うな~と思い
調べてみるとオキヒイラギと言ってヒイラギよりも小型で
沖合いに生息している種類でした。
ヒレなどのトゲトゲがヒイラギの葉っぱに見えるのでこの名前ではないのでしょうか
でも、野母崎ではなぜか「シイノハ」(椎の葉)と呼ばれています。
煮付けなどで美味しかったのですが
釣って持って帰っても母は喜んでくれませんでした。
きっと小さくてめんどくさかったのでしょう。

siinoha.jpg

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2006年04月09日

泳ぐ、1坪!

畳、2枚分はある大きなエイです。
あまりの大きさにベストショットは撮れなかったのですが
紹介したくてアップしました。
乗子の若いのがシッポをつかみ船上に引き上げようとしていますが
反対に引きづられようとしています。彼がかなうはずありません。
それよりもシッポの毒針で刺されたら大変です。
結局、網の外に誘導してエイも人も事なきを得ました。
大きかったですが今までの№2です。№1は畳4枚分(2坪)のマンタでした。

ooei.jpg

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2006年04月07日

「シーボルト展」

ペンギン水族館で「シーボルト展」が開催中です。
江戸時代、ドイツ人医師・シーボルトが
長崎からヨーロッパに紹介した日本の動植物95種150点を
絵師・川原慶賀の絵とともに展示してあります。
田中君達スタッフは毎日展示物の確保に一生懸命です。
(展示中に他界するヤツもいるから)
このコモンサカタザメもその一つです。ホントはサカタザメだったのですが
これしか入らなかったんでしょうがないじゃん!ねっ、田中君!
  田中君、「シーボルト展」宣伝したんで、なんかくれ!

komonnsakata.jpg

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2006年04月05日

名前、ミニボラです。(未確認)

この時期、卵をいっぱい抱えてやってくる小型のボラです。
以前から定置網に入ってよく家に持って帰って食べていた(いわゆるシャーってやつ)
のですがそういえばなんて名前だろう?あまりにもボラに似ているので
「ボラ」って呼んでたんだけど・・・
ほんとのボラは9月~10月に卵を抱える(からすみの原料)はずなのに
こいつは今、抱えています。泳ぎにくそうです。
でも、その卵ごと丸焼きにすると美味しいです。

borakana.jpg

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2006年04月02日

久しぶりに魚です。

チカメキントキです。野母崎の定置網に入るのは
ホウセキキントキが多くこのチカメキントキは珍しく、
主に一本釣りの外道(魚に失礼!)であがってきます。
見ていてもきれいな魚です。
キントキダイ科の特徴の厚くて硬い皮に覆われています。
その皮の下の脂が美味しいのでやはりおすすめは開いて一夜干でしょう。

あっ!そうそう、野母崎に首長竜なんて私も見たことありません。
エイプリルフールの軽いジョークですよ!
でも、いつもよりコメントが多かったので罪悪感が少し・・・

tikame.jpg

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2006年04月01日

野母崎名物

首長竜のペアです。冬から春にかけて特に4月1日に
多く野母崎へやってきます。
大きいやつは手に負えませんが
小さい子供は湯引きや塩焼きに美味しいですよ。
酢味噌が合うんだこれが・・・

kubinaga.jpg

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2006年03月28日

泳ぐじゅうたん

ステルス爆撃機みたいなエイ、ツバクロエイです。
A4くらいから畳半分くらいまでいろいろな大きさのヤツが入ってきます。
美味しくないのか、食べ方を知らないのか、
市場へ出しても売れないので再放流していますがこいつは
薄くまっ平らでおまけにヌルヌルしても一つおまけに毒針まであるので
つかんで放流するのに苦労します。
「コラコラ、逃がしてやるんだからおとなしくしろって」

tubakuro.jpg

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2006年03月26日

赤貝試験養殖

野母崎三和漁協の事業で野母崎地区、三和地区
合計5ヶ所の港の中で赤貝の試験養殖を昨年より行っています。
野母港内の担当は私でこの日は水産普及指導センターより
計測に来ました。小指の爪くらいだったのが4cmくらいに成長していました。
これで出荷サイズの8cmまであと一年くらいでしょうか?
ほったらかしで成長するそうですが死んでしまう貝が多いので
採算ペースではありません。まだまだ工夫が必要です。
   計測している男は「4号」さんです。仕事の時は真剣です。

akagai.jpg

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2006年03月22日

名無しシリーズ

ペンギン水族館の田中さんよりエイを獲って欲しいということでした。
定置網は一定の魚種を狙って獲る漁法ではないので(一部を除く)
「入るか分からんぞ」といいましたが、入りました。こいつも入れて
4種類、「アカエイ」、「トビエイ」、「ツバクロエイ」
肝心のこいつの名前が分かりません。
だれか教えてください、水産専門県職員以外でも歓迎します。

kuroei.jpg

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2006年03月19日

4号さん、また、難問です。

野母崎で獲れるフグは意外と種類がたくさんあります。
こいつもそうです。ムシフグに一番似ているのですが
ちょっと柄が違うみたい・・・水族館の田中さんに聞いても?
名前がわからないので食えるかどうかも分かりません。
4号さん、あなただけが頼りです!


3.jpg

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2006年03月18日

高級湯引き用サメ(生食可)

シロザメです。大きくなっても1メートルくらいにしかなりません。
長崎の魚屋さんなんかで「ノウソウ」と呼ばれるフカの湯引きは
こいつをぶつ切りにして湯引いたものです。サメ類独特の
アンモニア臭がなく生でも食べられます。
アップで撮るとシャープでかっこいいのですが泳ぐ姿は
長い体をくねらせてゆっくりしか泳げないのでなんだかウナギみたいです。
もう少しサメらしくかっこよくいてほしいものです。

nousou.jpg

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2006年03月17日

あっち?いいえ、こっち!

コチ(マゴチ)です。砂地の海底にジッとしているはずなのに
たまに定置網に迷い込んできます。アンコウの頭の上の疑似餌は
有名ですがそれにそっくりなものが口の中にあります。
使い方はアンコウのそれとおんなじではないでしょうか
上から押しつぶされた形なのでちょっとおろしにくいですが
フグにも勝るとも劣らない白身は刺身や鍋なんかで美味しいですよ

koti.jpg

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2006年03月12日

カニ???

ガントバシカニ(ウソ)です。刺し網で上がってきました。
上がってきた時は二枚貝の殻を背負っていましたが
ドサクサではだかにされてきげんが悪いみたいです。
貝殻を背負いやすいように一番後の足が変形しています。
本名は何と言うんでしょうか
水産専門県職員の人、出番ですよ!

ka.jpg

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2006年03月11日

もう少しマシな名前付けてくださいよ

ニセタカサゴといいます。ニセというくらいだから本物もいます。
こいつにしてみれば不名誉な名前ですが沖縄では本物、偽物
どちらも「ぐるくん」と呼ばれ唐揚げ、煮付けなどで食べているそうです。
野母崎では漁獲量が少ないので知ってる人は少ないようです。

nisetakasago.jpg

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2006年03月08日

実物はのんびりしています。

サザエさん、推定年齢4歳です。私の船のイケスでかれこれ2ヶ月
暮らしています。サザエは長崎県漁業調整規則により
蓋の大きさが2.5cm以下の個体は獲ってはいけないことになっています。
この子は2.6cm、獲ってもいい大きさですがイケスで飼ってる訳は
大きくして食べるため・・・ではなくてイケスの中を掃除してもらう為です。
本来、海藻を食べていますがイケスの壁に付いた苔なんかも
食べるので中がきれいになります。
と、いいつつ大きくなるのも楽しみです。

sazae.jpg

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2006年03月05日

日本生まれ、日本育ち

野母崎産天然イセエビです。
最近、飛行機に乗って海外からいろんなエビがやってきます。
イセエビそっくりなエビ、どう見たってイセエビじゃないだろうってエビも・・・
輸入物と国産の見分けが付かない時もあります。
画像の目の内側のツノの色を見てください。輸入物は黒いツノがあります。
茹でる前だとよくわかります。まぁ、お造りで頭が茹でてあるのは
ほとんど輸入物だと思います(国産の活き物をわざわざ茹でないでしょう)
ちなみに一番後ろの足がハサミになってるのがメス、お腹に抱えた卵の
世話をする為だそうです。

iseebimiwake.jpg

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2006年03月04日

イシガキフグ(たぶん)

ハリセンボンの仲間のイシガキフグです。
ハリセンボンのハリはもっと長くとがっていて怒らせると
触ることが出来ませんがこいつはそんなに長くありません。
かなり大きくなるそうですが手のひらサイズで愛嬌があります。
ハリセンボンの仲間は無毒なので沖縄では身や内臓をぶつ切りにして
味噌味の「あさばー汁」にして食べるそうです。でも、こんな顔をしてると
食べれませんよね。

isigakihugu.jpg

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2006年02月26日

今日は何の日?

今日、2月26日はワカメの解禁日です。野母崎のいろんな場所に
ユラユラ生えています。ワカメを獲るには漁協に申し出て行使料
を収めなくてはいけませんが、まぁ自分の家で食べるくらいは
大目に見るかもしれません。ほどほどにね・・・
獲る時はメカブ(根っこの近くのヒダヒダ)は獲らないで下さい。
そこから来年の種(胞子)が出ます。
 もう一つ、26日は奥さんの○回目の誕生日です。プレゼントは受付中ですが
 甘いもの(身になるもの)は控えさせているのでご遠慮下さい。
 私には「身になるものより身に付けるものがいい」と言っております・・・
                                 考えときます・・・

wakame.jpg

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2006年02月25日

意外といけます。

ウマヅラハギです。釣りの餌泥棒、カワハギの代用品、など不名誉な
ことばかりですが、刺身やフライ、鍋、なんかで美味しいのに・・・
実際、スーパーで頭と皮を落としたウマヅラハギをカワハギって
表示しているのを見たり珍味のハギロールなんかもこいつです。
シッポを見ると分かるのに・・・
わざわざ名前を変えなくてもウマヅラハギは美味しい魚なんですけどね。
私たまに、顔が長いって言われるんでちょっと親近感があります。

umadura.jpg

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2006年02月24日

カンパチ君30kg!

若き一本釣り漁師、泰介君がアジ曽根にて釣り上げました。
大きいカンパチをアカバナと呼んでいますがこれほどの大物は
活魚センターの職員も初めて見るそうです。
これぞ漁師の醍醐味!一匹でボーナスですよ。
海の健康村が買い上げていたので食べてみたい方はぜひ野母崎へ・・・
泰介君は遊漁船もやっているので船釣りは「第八文丸」へ、
30キロのカンパチが釣れるかも?
共演は活魚センターのセイジ(画像右側)でした。
   泰介、宣伝したんで、なんかくれ!

30kanpati.jpg

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2006年02月22日

ヤリイカ

ヤリイカです。昔から節分に食べる縁起物として太巻きとカナガシラ(ガッツゥ)
は有名ですが、こいつヤリイカもその一つです。でも、ここ近年野母崎でのヤリイカの
漁獲が激減しています。20年くらい前は毎晩ヤリイカの出荷作業で寝られなかったのに
今では1シーズンに獲れるのは10匹以下です。いったいどこに行ったのでしょうね。
活き造りやイカソーメンなんかで美味しいイカですよね。
      以下(イカ)同文!

yariika.jpg

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2006年02月19日

美味しいカブトガニ

そんなわけありません。ウチワエビです。
私が獲ったのではないのですが活魚センターに行ったら
水揚げしていました。底引き網、刺し網で獲ります。
イセエビの3分の1くらいの価格ですが同じくらい美味しいエビです。
刺身、塩焼き、味噌汁、グラタンなどイセエビで出来る料理は
ほとんどOKです。ただ、砂地の海底に棲んでいるので少し泥の臭いが
しますが・・・

utiwa.jpg

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2006年02月17日

マザー オブ パール

何でも入る定置網、さすがに二枚貝は入りません。(巻貝はたまに獲れます)
でも、アンカーロープにアコヤガイ、カラス貝(ムール貝?)
などがくっついて大きくなります。画像のアコヤガイもそうやって大きくなりました。
ふつうは年に一度アンカーロープを掃除してきれいにするのですが
見過ごしたのでしょう、かなり大きくなってます。
以前、食べたのは小さいいびつな真珠が入っていたのですが
残念ながらこいつには真珠は入っていませんでした。
身は殻ごとレンジでチンして美味しくいただきました。

akoya.jpg

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2006年02月10日

コウイカ

コウイカです。体のほぼ全体に楕円形の骨(甲)を持っているので
この名前だそうです。冬場に多く見られます。中のスミ袋が大きく
スミも濃いので吐かれたら大変です。顔に命中すると誰だか分かんなくなります。
でも、その量の多さでイカスミ料理に重宝してるみたいです。
身はもちろん刺身、天ぷらなどに美味しいですよ。

kouika.jpg

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2006年02月08日

目がある石

ダルマオコゼです。目はかろうじてわかりますが
どこが口でどこが鼻なんだか、わかりません。
オコゼと名前が付いているのでやはり背ビレの毒は強烈です。
石と間違えて触った人も多いはず。
見かけがこんなですがおなかは鮮やかな黄色でとてもきれいです。
見えないおしゃれ、勝負下着、でしょうか。
沖縄では高級魚だそうですが食べたことはありません。

darumaokoze.jpg

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2006年02月04日

大発見!

少し前の画像ですがオオウナギの子供です。
捕まえた日時と場所は公表できませんが野母崎のとある川です。
オオウナギといえば南方系で樺島の井戸に棲む「うな太郎」が有名で
その井戸が生息の北限とされています。こいつを捕まえた川は
地図で確認するともっと北にありました。ということは・・・
その川がオオウナギが生息する北限じゃないですか!
生物学的に大発見かも・・・大げさかな
画像のこいつは貴重なウナギなのでちゃんとした所に寄贈しました。
   だから田中係長、なんかくれ

oounagi.jpg

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2006年02月02日

眼張!

メバルです。魚の絵のカレンダーに「眼張」って書いてありました。
こんな風に書くんだ・・・知らなかった・・・
一年中美味しくて、今の季節は特に脂がのって美味しくなります・・といいたいですが
1~2月はカサゴ(アラカブ)やメバルなどの産卵期です。卵胎生なので抱卵した
お母さんメバルを獲っちゃうと数が激減します。
このメバルもお腹がパンパンだったのでさよならでした。
みなさんももう少し我慢してください。きっとたくさんのメバルになって
帰ってきますよ。


mebaru.jpg

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2006年01月31日

塩辛いか(イカ)がですか?

スルメイカです。日本中どこでも獲れてイカ類の中で一番多く獲れる
種類です。料理法もたくさんありますが、私のお薦めは塩辛です。
他のイカよりも肝が大きいので美味しくできます。
材料はスルメイカと塩だけです。分量はいつも目分量なのでよく分かりません
好みで加減してください少し塩を効かせたほうが2~3日後に
ちょうどよくなります。   以下(イカ)同文・・・
   
     一番下の息子がインフルエンザで看病の為お休みしています。
     ご迷惑をおかけしています。

surumeika.jpg

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2006年01月27日

野母んあじ(実物)

こいつが「野母んあじ」です(上)。樺島沖の天然礁から一匹づつ
丁寧に釣り上げられ、体長26cm以上、体重300~500gの規格
をパスしたアジです。早い話「アジ」です。もちろん今の季節、
脂がのって美味しいですが定置網で獲っても美味しいですよ。
なぜこいつがおおとり丸に居るのか?お客さんの持ち込みでした。
行政センターの○○さん、めんどくさいんでさばいてから持ってきてください。

nomonazi.jpg

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2006年01月20日

ホウボウ

ホウボウです。底物ですがたまに入ります。
赤い体と青いうちわみたいなヒレがアンバランスですが
とてもきれいです。足みたいなヒレで海底を歩き回って餌を探すそうです。
刺身や鍋なんかに美味しい魚です。
 共演はショウサイフグでした。

houbou.jpg

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2006年01月18日

大鯖!

今日、大きなサバが入りました。あんまり立派なサバだったので
エントリーしてみました。網の中ではヤズ(ブリの子、地方によっては
イナダなど、)に見えていたのですが上げてみるときれいなトラ模様でした。
味はもちろん絶品です。

oosaba.jpg

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2006年01月17日

魚なのにウミヘビ

魚なのにロープみたいです。ダイナンウミヘビといいます。
顔はハモそっくりですがこっちがだいぶ長い体をしています。
体は硬く電線を握っているみたいな感触です。
鋭い歯があり、自分で網に絡み付いて取れなくなります。
食べたことはありませんがハモとは全然違うと思います。

umihebi.jpg

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2006年01月14日

お父さんはがんばっているよ!

ネンブツダイです。よく、釣りの外道としてこいつも邪魔者扱いにされます。
あまり利用価値が無いように思われますが、
プロの蒲鉾屋さんの話によるとこいつで作る蒲鉾がこの世の中で
一番美味しいそうです。ただ、魚体が小さいのでめんどくさいとも言ってました。
そして、こいつのオスはメスが生んだ卵を孵化するまで口の中で大事に育てます。
もちろん飲まず(?)食わずで。
このブログを見ている子供達!お父さんは海の中でも大変なんだから!
お母さん!だからもう少し小遣い下さい・・・お願い・・・

nenbutudai.jpg

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2006年01月11日

二人の(?)鈴木さん

最近は寒いせいでしょうか毎日のようにスズキが入ります。
この2匹は同じ日に入ったのですがわかりますか?上がマルスズキ
下がヒラスズキです。図鑑では区別していないのに姿はもちろん
色、味、価格、まったく別の魚です。ルアーフィッシングでシーバス
と呼ばれているのはマルスズキ、冬場にしか出てこないのはヒラスズキ
棲んでいる場所も違うみたいです。

suzuki2.jpg

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2006年01月06日

ヒカリモノ

コノシロです。こいつは小型なので野母崎では「ズナシ」と呼ばれています。
かなり大きな群れになることがあり、たくさん入りすぎて網が上がらず、ダイバー
を雇って網を切ったこともあります。そのままの姿ではみなさん敬遠するのですが
一手間かけるとコハダとして人気のすしネタになります。
私も築地に行ったとき寿司屋でおまかせとは別に頼みます。
次回、コノシロは江戸前の職人さんに叱られそうな簡単な〆かたを
公開します。

konosoro.jpg

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2005年12月28日

痛い魚

ハオコゼです。この魚は防波堤や磯の潮溜まりなんかによくいます。
大きいやつで5センチくらいでしょうか、オコゼの仲間なので美味しいと
思いますが「こいつ食べた」というのを聞いたことがありません
普通に釣れて見た目が小さくてかわいいので触って背ビレに刺された人
も多いと思います。以前、石原さん(高校の先輩、小さいけど大人)
もこいつをつかんで一日泣いていました。

haokoze.jpg

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2005年12月25日

平目の見分け方

今日、根魚さんが平目釣りのリベンジ(昨日のコメント)と言うことと偶然定置網に
平目が入ったのでこの話を、この画像は今日入ったヒラメの裏側(目の無い方)です。
一般的に真っ白い色ですが、表側の色が出ています。この子は
資源保護のため放流された人口種苗が大きくなったヤツです。
そう、ヒラメの裏が真っ白くないヤツは放流又は養殖ものなんです。
値段も違うので漁協活魚センターのセイジも
ヒラメの受け取りは裏をなめるようにチェックします。

youhira.jpg

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2005年12月24日

ヒガンフグ

なんだか最近フグばかりになりましたけど
入るんだからしょうがないです。
ヒガンフグです。トラフグほどではありませんが結構大きくなります。
身が多く取れるので湯引きや鍋などにすると食べがいがあります。
この時期は卵巣も大きくなって(有毒)歯ごたえがあり美味しいですよ。
このフグも例によって姿のままみなさんの目に触れることはありません。
いったいどこに行くんでしょうね?
くどいようですがこのヒガンフグも有毒です。

higanhugu.jpg

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2005年12月18日

シマフグ

フグにもたくさん種類がいます。この、派手なフグはシマフグといいます。
寒くなると定置網に入ってきますが、一度に1~5匹くらい獲れるので
あまり大きな群れではないようです。
トラフグの代用品に使われるそうなのでこの姿が皆さんの目に
触れることはまず無いでしょう。ある意味この魚も出世魚?(納得いかないですね)
もちろん有毒なので家庭での調理はやめましょう。

simahugu.jpg

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2005年12月16日

ヒラヒラヒラ

コノシロ(コハダ)の親分みたいな魚、ヒラといいます。
この名前、長崎での方言だと思ってたけど標準和名なんですね。
一度にたくさん捕まえる巻網など量がまとまる船は韓国に輸出
しているみたいです。
新しい時は刺身、唐揚げなどで美味しいですが小骨が多いので
骨切りが必要です。めんどくさいのでおおとり丸では出しません。(多分)

hira.jpg

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2005年12月15日

巨大オタマジャクシ

クサウオです。珍しい魚です。漁師生活21年で2匹しか見たことがありません
体は柔らかくブヨブヨしてゼラチン質が多いようでおなかに吸盤がある
不思議な魚です。これでもカサゴ(アラカブ)の仲間なのでたぶん美味しいと思います。
長崎市内のイタリアンレストランに引き取られていきました。
きっと美味しいイタリアンに変身するでしょう。
オタマジャクシに似ていますが多分足は生えてこないでしょう。


kusauo.jpg

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2005年12月10日

マグロ・・・?

これでもマグロの仲間でしかも磯の近くに住んでいます。
そのまんまイソマグロです。こいつも南方系と呼ばれていますが
以前から定置網には入っていた魚です。
刺身で食べますが身はカツオに近く透き通っています。
味はまあまあです。

isomaguro.jpg

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2005年12月09日

この蟹は泳いできます。

標準和名はガザミ、俗名?をワタリガニといいます。
一番後ろの足を使い上手に泳いで渡ってくるのでそう呼ばれています。
何でも入る定置網、たまにですがこんなカニやエビも入ります。
私はこのワタリガニは世界中のカニの中で一番美味しいと思います。
だから、ごめんなさい!このカニはお客さんの前に現れることはないでしょう。
今日のは紹介だけですよ。
    わたしの娘も大好きなので見つからないようにします。

watarigani.jpg

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2005年12月07日

タカノハダイ

タカノハダイです。野母崎ではキッコリと呼ばれ、
主に刺し網で獲れるので既に他界したやつしか獲れません。
それでも煮付けに美味しく地元の人に人気です。
年寄り達は刺し網の船着場に行って「キッコリばくれんね~」なんていってます。
(野母の年寄りは魚はもらう物と思ってるようです)
今日は定置網に元気なやつが入ったので刺身にしてみました。
脂がのってバツグンでした。

kakanoha.jpg

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2005年12月06日

変りイスズミ

下半身(魚もそう表現するのかな)がイシダイに似てたので
喜んだのですが、背ビレと尻ビレに特徴があるイスズミです。
長崎大学の山口先生によると、テンジクイサキというそうです。
今年は長崎で多く見られ、イスズミよりも味はよいとおっしゃるので
湯引きにしてみると脂が多く磯臭さも強いみたいですが
味は確かにイスズミよりも上でした。
ニューフェイスの魚は歓迎ですが、魚のすみかや産卵場の藻を
食い荒らす魚が増えるのは困りものです。

tenziku.jpg

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2005年12月01日

フエフキダイ

ハマフエフキです。フエフキダイ科は種類が多く、しかも
似たような顔ばかりなので見分けが難しい魚です。
あまり美味しそうに見えないのですが刺身で美味しいです。
このハマフエフキは口の中が火が付いたように真っ赤なので
野母崎では「クチビ」と呼ばれています。
「口火を切ったように~」と言う言葉の語源はこの魚、
と言うのは確認していないので分かりません。

hamahue.jpg

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2005年11月30日

鈴木さん

スズキです。北西の冷たい風が吹き、うねりが立つとやってきます。
年寄り達は「寒のする!」なんて言います。
これからシーズンです。スズキには2種類、マルスズキとヒラスズキ
があり、ヒラスズキのほうは「モス」と呼ばれ市場では高い評価みたいです。
刺身にすると切り口が虹色に光りきれいです。あっ!鍋でも美味しいですよ。
もちろん画像のこいつはヒラスズキ、今日の刺身です。

suduki.jpg

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2005年11月29日

う~ん しびれちゃう

シビレエイです。まるで電気が通ったみたいにしびれます。
ほんとに通っているんです。うかつに触るとビリビリします。
約60ボルトくらいあるので死にはしませんがけっこう効きます。
最近肩が凝るので今度肩に乗せてみようかな
 この画像はゴム手袋をはめて撮ったので平気でした。

sibireei.jpg

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2005年11月27日

サヨリ

たまに、数匹入ります。数が少ないので出荷したことはありません。
お寿司屋さんではたいていのとこはおいてあるみたいです。
我が家のよく行く回るとこには無いみたいですが・・・
刺身や昆布締め、小型のヤツは丸干しにすると美味しいです。
いい魚ですが「サヨリのような女」なんて悪いたとえにされたりします。
        (意味は自分で調べてね。)

sayori.jpg

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2005年11月26日

野母んあじ候補生

今まで、魚をたくさん紹介してきましたが、身近な魚、マアジを
紹介していませんでした。遅ればせながらマアジ君です。
野母崎でアジといえば「野母んあじ」が有名です。
26センチ、300グラム以上、で一匹づつていねいに釣り上げる。
これが野母んあじの規格です。残念ながら定置網で獲った
アジは野母んあじとして取り扱ってくれません。一本釣りと同じくらい
ていねいに扱っているのに・・・もちろん味はおんなじですよ。

maazi.jpg

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2005年11月25日

ショウサイフグ

ショウサイフグです。この前のナシフグと違い、市場には
普通に流通しています。まとまっては入らないのですが
イケスの中で何日も生きているのである程度数がそろってから
出荷しています。湯引きや、鍋で美味しいのですが一応毒のある
フグなので一般の人が調理して食べるのはお薦めできません。
この魚も子供の頃よく食卓に上がっていたのに食べさせて
もらえなかったので今はよく食べています。


syousaihugu.jpg

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2005年11月24日

目立たない魚です。

クロサギ君です。野母崎名はちょっと発音が難しくアミャーイヲと呼ばれています。
あまり大きくならずまとまって入ることもないので市場にも出ないみたいです。
触るとすぐウロコがはげて活かすことも出来ません
でも、アジのタタキみたいにしたり塩焼きなんかで美味しいですよ。
子供の頃よく食卓に上がっていたので私は今は食べませんけどね。

kurosagi.jpg

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2005年11月22日

思い込みって・・・

キントキダイです。長崎ではアカメと呼ばれています。
赤がきれいで観賞用でもいいのですが食べても美味しい魚です。
刺身、煮付けで食べますが硬い皮の下の脂が美味しいので
私はいつも一夜干にしています。
恥ずかしながら私は最近までこいつの名前をキンメダイと思ってました。
ある日、水族館の田中さんがキントキダイと教えてくれました。
このブログで偉そうに紹介しなくてよかった!
と、いうわけでほかに間違えがあったらコメントしてね!

kintoki.jpg

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2005年11月19日

「ガンバ」れ!

ナシフグ君です。フグ類はこれからの季節よく入る魚の一つです。
でもこいつは、以前の食中毒から流通販売禁止になりました。
私が獲っても漁協は取り扱ってくれません。
キムチの国からの輸入物が原因だったらしいのに・・・
現在、島原地方で許可をとって「ガンバフグ」の名前で名物になっています。
「ガンバ」とは棺おけのことで「棺おけを用意して食べなさい」という意味だそうです。
もちろん島原のガンバフグは安全で美味しいじげもんですよ。
雲仙普賢岳の噴火以来、「ガンバレ島原」の意味が強いみたいです。
   がんばれ島原! がんばれおおとり丸!誰か言ってよ・・・

nasihugu.jpg

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2005年11月11日

マトウダイ

この冬(もう冬?)最初にやって来たマトウダイです。
鍋が恋しくなるとやはり鍋に美味しい魚が入ってきます。
今日は、ブログを見ている人から「食べ方も紹介してほしい」
という声があったので一つ紹介しましょう。
マトウダイの身は刺身や鍋で食べますが肝(肝臓)をきれいに洗って
淡口醤油1と酒1をふりかけラップして電子レンジで約1分チンすると
美味しい一品になりますよ。

mato.jpg

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2005年11月09日

東京ではわりと有名だそうです。

タカベです。泳いでいる時は青い体に黄色のラインがきれいです。
長崎(東シナ海)ではあまり見かけません。
関東以南の太平洋に多く生息しているそうです。
普段は大きな群れで回遊していますがやはり長崎には
迷子が来ているみたいで数は多くはありません。
小さいわりに脂がよくのって刺身、塩焼きに美味しい魚です。

takabe.jpg

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2005年11月03日

ヒレの付いた岩・・・

オニオコゼです。ブサイクなさかなです。でもこいつは生で食べても
から揚げでも、味噌汁でもとても美味しい魚です。一応、高級魚の仲間みたいです。
定置網にたまに入ったときは丁寧に扱われます。ただし、高価な魚のせいではなく
猛毒の背ビレに刺されないためです。(刺されると手がグローブみたいになり
大人でも泣いちゃいますよ)

okoze.jpg

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2005年11月01日

ニューフェイス!

また、はじめて見る魚です。ペンギン水族館の田中さんによると、
フエダイという魚だそうです。けっこう大きく3キロくらいはあるとおもいます。
こいつに関する知識は無いのですが、
フエダイの仲間の大きなヤツには美味しい魚が多いので
こいつも美味しいんじゃないかな・・・

huedai.jpg

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2005年10月29日

カマス?サワラ?

カマスサワラです。カマスはスズキ目カマス科、サワラはスズキ目サバ科
こいつはサバ科なのでサワラの仲間です。なんだかややこしくなりなしたが
野母崎では、「トンキラ」と呼ばれ主に一本釣りで上がってます。
10キロ、1メートル以上の大きな魚で吊り上げるのも一苦労です。
でも、定置網に入るとおとなしく、案外楽に引き上げることができます。
味は刺身で食べると美味しいですがサワラと比べると大味です。

tonkira.jpg

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2005年10月26日

日本三大珍味の母

野母崎に秋が来て北東の風が吹くとボラが大群(カチ)になって
やってきます。そのボラのメスの卵巣はからすみの原料になります。
卵巣だけでなく魚体には脂がのって眼球にまでその脂が入り込み
視力が低下するそうです。(画像の彼女も少し眼球が濁ってます)
アライや味噌炊きで食べますが外洋性のボラは刺身でも美味しいです。
   からすみのご用命は同級生の「おやど鳴子 小川勇士商店」へ
        宣伝でした。     勇士、なんかくれ!

bora.jpg

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2005年10月23日

巨大イトヒキアジ

今日、定置網に入りました。画像は比較するものがないので
分かりづらいですが体長65センチ、約5キロ、イトヒキアジでは
かなりの大物です。水族館は欲しかったでしょうが
こいつの味にも興味があったのでさばいてみました。
脂がよくのっておいしかったですよ。
そういうわけで、田中係長、ごめんなさい、イトヒキアジは
お客さんと私のおなかの中です。

itohikidai.jpg

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2005年10月19日

青い宝石

ソラスズメです。普段は岸近くの岩場に多く見られますが
たまに定置網に迷い込んできます。ブルーがきれいですね。
サファイヤかラピスラズリみたいです。
こいつも死滅回遊魚と言われているけど
冬場も見かけます。
宝石みたいなのでいつも眺めているだけなのです。
もちろん食べたことはありません


sora.jpg

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2005年10月18日

チョウチョウウオ

この名前は熱帯魚の代名詞みたいに呼ばれているけど
チョウチョウウオは温帯の海(このあたりの海)にも適応して生息しています。
小さな群れで入ってきます。あまり美味しくなさそうですが煮付けにすると
意外と脂がのって美味しいんですよ。
そのうち熱帯魚定食なんてできるかも・・・

tyou.jpg

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2005年10月16日

僕って邪魔者?

こいつもまた、人間の都合で駆除の対象になっている魚です。
トビエイです。最近、有明海ではトビエイが干潟のアサリを食べるので
大変迷惑しているそうです。トビエイだって生きる為だし、漁業権なんか知ってるわけもありません。
でも、こいつは小さいけれど大人になると1メートルを超えるので
たくさん、アサリ食べるんだろうな・・・
人間と共存できないのならせめてトビエイの有効利用できないのでしょうか
ねぇ、山口先生。

tobiei.jpg

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2005年10月15日

昼と夜の顔を持つ貝

貝類ブログ初登場、ツキヒガイです。本来は底引き網で漁獲ます。
こいつは、イセエビ漁の網にかかってきました。
表はごらんの通り鮮やかな朱色(太陽)、裏は真っ白(月)です。
この色が名前の由来になってます。味は、北の方から時間をかけて
運ばれてくるホタテよりはるかに美味しいと思います。

tukihi.jpg

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2005年10月14日

そうだ!

ソウダガツオです。マルソウダとヒラソウダがありこいつはマルソウダです。
大きな群れで一度に大量に獲れます。でも、このマルソウダ、血液に弱毒があり
刺身をたくさん食べると下痢をします。野母崎では身を茹でて生姜醤油で食べたり
茹でた身を干して生節にします。でも、ほとんどが魚の餌になります。
このソウダガツオは、人の口より魚の口に入るほうがはるかに多いわけです。

soudagatuo.jpg

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2005年10月12日

薄ら・・・

ウスバハギです。ウスラハゲとよく似ていますが、気をつけましょう。
人によってはたいへん叱られます。
カワハギの仲間では一番大きくなるのではないでしょうか。
体が大きいので身も大きく刺身、鍋物、フライなどに美味しい魚です。
特に、刺身はフグとか、ヒラメと言っても分からないくらいです。

usua.jpg

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2005年10月08日

忘れた頃にタイ・シリーズ

へダイです。シルバーがきれいなタイです。
あまり大きくならず定置網に入るのはせいぜい30センチくらい
でしょうか。マダイに比べ、身が柔らかく私は刺身よりも塩焼きが
美味しいと思います。
明日、9日 日曜日は野母町地区民運動会の為、臨時休業します。


hedai.jpg

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2005年10月06日

ヒゲハギ

きれいに着飾ったカワハギです。ヒゲハギといいます。
でも、この派手な色、形は海底、特に岩場などで保護色になって
目立たなくなります。きれいに見せる為ではないんですね。
きれいな魚、珍しい魚は食べたことが無いので味は分かりません。
(これって食えるの?)・・・

higehagi.jpg

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2005年10月02日

アジ・シリーズ。

マアジと比べて目が大きく少し丸い体形をしています。
名前は見たとおりメアジです。
定置網には量は少ない(それでもは100匹位)ですが毎日入ります。
肉厚で刺身はもちろん煮付に美味しい魚です。
春はマアジが大量に獲れましたが、秋はアジの種類が多くなりました。

meazi.jpg

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2005年09月27日

ソウシハギ

なんだか、宮崎駿のアニメに出てくるような魚です。
南方系のカワハギの一種で、以前から見かけてはいたんですが
最近の個体は大きくなったような気がします。見た目通りこいつには
内臓に毒があり食べることはできません。
この色を見ると食欲もわきませんけどね・・・

sousi.jpg

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2005年09月23日

アジ・シリーズ、

ギンガメアジです。なぜか最近、いろんなアジの仲間が入ります。
大きくなる種類ですが、野母崎の定置網に入るのは
手のひらくらいで量も少ないのでほとんど地場消費です。
刺身、煮付けで美味しい魚です。
  尾びれの前のキズはタチウオの歯型です。痛そう・・・

gingame.jpg

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2005年09月21日

アジ・シリーズ

ナンヨウカイワリです。平べったいアジは種類が多いので
よく、まとめてヒラアジと呼ばれています。
泳いでいる時はヒレのブルーがきれいなのですが
船上に上げるとその色はなくなってしまいます。
あまり大きくなりませんが脂がのって刺身で美味しい魚です。
    ・・・つづく


nanyou.jpg

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2005年09月17日

・・・?

有明海ではエチゼンクラゲが多く魚網網が破れたりする被害が
出ていますが野母崎では海流のせいでしょうか今日は4匹
しかは入っていませんでした。その、エチゼンクラゲを食べている魚です。
何という名前の魚でしょうか?図鑑を開いても?、水族館に聞いても?
たぶん水産専門県職員に聞いても???でしょう。
煮付けにすると美味しいのですが名前が分からないので
お客さんに何と言えばいいのでしょう。  


hatena.jpg

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2005年09月13日

スズキ目アジ科

オキアジです。一度にたくさんは入りませんがこれからの季節
よく入ります。色が黒くて身が固いので長崎では「テツ」と呼ばれています。
○○ダイと違い、○○アジはすべてアジ科でアジの仲間特有のセイゴがあります。
(ブリやヒラスなどもアジ科ですがセイゴはありません。)
種類も多く、大きさ、味、もいろいろです。
今度、アジの味比べをやろうかな・・・

okiazi.jpg

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2005年08月26日

ヒレナガカンパチ

カンパチに比べヒレが長く、平べったい体をしています。
カンパチも南方系ですがこいつはさらに南方系であまり沿岸の
定置網には入りません。漁協の職員でさえ分からない魚です。
分からないので、バケネリ(化け物ネリゴ)と呼び、伝票にも
その名前を書くので、市場でたたかれます。
  コラッ、セイジ!もっと勉強しろ!

hirenaga.jpg

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2005年08月24日

カンパチ

昨日、入ったカンパチの100分の1匹です。今日50匹活魚センターに
引き取られていきました。頭から背中にかけて黒っぽい帯が入り
上から見ると八の字に見えるので「冠八」と言うそうです。
野母ではネリゴと呼ばれています。確かに、ウネリがあるときに入るみたいです。
さあ、あと50匹どうしようかな?だれか買いませんか?

kannpa.jpg

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2005年08月18日

死滅回遊魚

オヤビッチャといい、これで体長約4cmです。標準和名ですが変な名前です。
いろいろ説がありますが、親になってもちっちゃいからというのが有力です。
子供の頃、海水浴をしているとよく体をつつかれました。南の海から黒潮に乗ってやってきます。
しかし、この辺の冬場の低水温で繁殖できずに死んでしまいます。
こんな魚を死滅回遊魚といいます。オヤビチャはその代表みたいな魚です。


oyabitya.jpg

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2005年08月17日

シイラ

前回、紹介したシイラはメスでしたが、こいつはオスです。
シイラのオスメスはごらんの通り、おでこの出っ張りですぐ分かります。
前にも書きましたが、シイラにはたくさん名前があります。
オスはもうひとつ、カナヤマと呼ばれています。
この魚がオスだと分かると出っ張りが男らしく見えてきたでしょ!
お盆も過ぎ、これから秋になると野母崎では「アキヒーヨ」と呼ばれ美味しくなります。

manbiki.jpg

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2005年08月12日

イシガキダイ

キリン柄のイシダイです。網に入る時期も習性もイシダイに良く似ています。
でも個体数が少なく一年に数匹しか入りません。
大きくなると、口の周りが、黒くなりクチグロと呼ばれるイシダイに対して
こいつは白くなりクチジロと呼ばれています。味もイシダイそっくりで美味です。

isigaki.jpg

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2005年08月10日

裏の顔!

裏の顔といえば悪いイメージですが、見てください。
メガネウオに続き、こんな人いるよね!
サカタザメを裏から見た画像です。とぼけた表情でしょう。
目と鼻の部分はエラの穴です。
でも、この魚、どこが顔かはっきりしないうえにエイなのか
サメなのかもはっきりしません。

ei2.jpg

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2005年08月06日

トビウオの赤ちゃん

飛行機の編隊(4号さんの字ではありません)みたいに並んでいます。
大きいやつで3センチくらいです。ヒレを広げて自分を大きく見せるのは
外敵に襲われないための本能でしょうか。全部、無事に大きくなれば
と、いいたいのですが、みんな大きくなると大変な事になってしまいます。
こんなに小さくてかわいいのに弱肉強食の中で生きているんです。
    人間に生まれてよかった!

kotobi.jpg

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2005年08月05日

マグロ

キハダマグロ8.0㌔君です。
最近、各地で大きなマグロが獲れたと、ニュースなどで報道
されています。今日、こいつも含めて4匹入りましたが
ホンマグロじゃないし、大きくもないし、
ニュースにならないだろうな・・・

kihada.jpg

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2005年08月04日

これも、出世魚?

スギといいマス(長崎ではマス)。大きいのに値段が安い魚
の代表みたいな魚だったのに最近では消費者の口に入るときには
クロカンパチってりっぱな名前に変わって高級魚に出世します。
沖縄では養殖魚の対象として注目されています。
でも、私たち漁師にとっては、今も安い魚です。

sugi.jpg

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2005年07月31日

「野母ん丸あじ」

マルアジです。数多いアジ類の中で一番マアジに似てるアジです。
魚の小売をしていたころ、よく、お客さんに「これ、野母んあじ?」
って聞かれました。体がマアジより太めということ以外はほとんど同じ
で、しかも大きいので間違えるのも無理ありません。でも、味はマアジ
より落ちるのでお客さんをがっかりさせる説明をするのがちょっと辛かったです。
一昨日はマルアジが大漁で昨日、今日は2~3匹でした。かなり大きな群れで
移動してるのでしょう。  子犬の名前は「ことり丸」、マルって呼んでください。

maruazi.jpg

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2005年07月28日

青い口の魚

ブダイの一種です。デーモン小暮閣下のメイクに似てますが
こっちは天然です。(あっちも天然?)
最近、磯焼けの深刻化で海藻を主食とする魚は嫌われています。
ブダイも海藻を食べる魚で、磯焼け対策の対象となっています。
以前も書きましたけど、私は地球温暖化→磯焼けの原因は人間だと思います。
まあ、なったものはしかたがないのでブダイやアイゴなどの駆除だけでなく
有効利用を考えましょう。フライ、湯引きは身がきれいで美味しいですよ。

budai.jpg

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2005年07月24日

ブリ、ヒラスに似てますが・・・

ツムブリです。舌を噛みそうな名前ですが、野母崎での名前もまた
トリカジマワリと言いにくそうな名前です。トリカジマワリ、つまり「左巻き」
あまり頭が良くないと言う不名誉な名前です。でも、釣り人からはイエロー
とブルーのきれいなストライプでレインボーランナーとかっこいい名前で呼ばれています。
味は、ブリ、ヒラスに比べて脂が少ないですが刺身で食べると美味しいですよ。

tumu.jpg

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2005年07月23日

ダーツの旅?

ダツ、一番入って欲しくない魚です。
画像のこいつで1.2メートルくらいあります。こんなに大きいのに
食用としてはほとんど出回っていません。そればかりか、網の中に入った
他の魚を追いかけまわします。沖縄では夜の海で漁をしていたダイバー
に口ばし(?)が刺さり死亡した例もあるそうです。
数少ない、私が嫌いな魚です。

datu.jpg

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2005年07月21日

調査対象魚

マダラエイです。大きくて重いのでエイッ!て気合をいれて
船上へ上げました。いつもならこんなエイは水族館へ行くのですが
今日は長崎大学水産学部の学生さん(画像の手足)が調査の為同行しました。
このエイも調査の対象だそうで大学へ連れて帰りました。
何の調査なのかは詳しくは分かりませんが、
マダラエイよ、人々の為になるんだよ!(山口先生、コメントください)

madaraei.jpg

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2005年07月19日

埋もれている魚

イスズミです。磯釣りで見た目がクロにそっくりな上、
引きが強く上がってくるまでは釣り人を喜ばせます。
でも、独特の磯臭さで食用としては人気がありません。
野母崎ではヒッツウと呼ばれ、湯引きや鍋などでわりと人気です。
これも鮮度や料理法のせいでしょうか。
他にも産地で食べると美味しい食材ってありますよね。


isuzumi.jpg

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2005年07月16日

綺麗なバラには・・・

ハナミノカサゴです。以前紹介したミノカサゴより花がつく分
きれいで大型です。泳いでいる時がもっとヒラヒラしてきれいなのですが
横を向いてくれないのでこのショットになりました。
ミノカサゴ同様、背びれに強い毒があるので見かけたら触らないように
してください。泳ぎが遅いので触りたくなるんですよね。

hananimo.jpg

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2005年07月15日

ベニサシ

ヒメジです。長崎ではベニサシと言った方が一般的でしょうか。
オキナヒメジと同じでヒメジの仲間は下あごに一対のひげを持っています。
おじさんみたいでしょう。そう、正式名にオジサンと言うやつもいます。
ヒメジは長崎のおせち料理の南蛮漬けが定番ですが
定置網のヒメジは大きいので煮付けにしています。
お正月にはまだ早いしね。

beni.jpg

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2005年07月13日

こんなオバサンいるよね

メガネウオといいます。野母崎ではメシマジョロシといいます。
昔、女島の遊女の顔に似てるのでこの名前だそうです。
今ではブサイクの代名詞です。確かに、こんな顔した人が
私の周りにいます(失礼!)。でも顔はブサイクでも味はいいんですよ。
その人もそうです。
     一応フォローしときます。

mesima.jpg

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2005年07月12日

母は強し!

アカエイの赤ちゃんです。網に入り、船に上げられたアカエイのお母さん
が産み落としました。(下の方に見えるのがお母さんです)
自分の体の危機を感じて生んだのでしょう。
エイは卵胎生と言い卵を体内で孵化させます。卵胎生は他に
カサゴ、グッピーなどが有名です。
私も親だからこんな場面に弱いんです。作業を中断して逃がしてやりました。
未熟児ながら母子共に元気に泳いで行きました。

mama.jpg

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2005年07月08日

ジョーズに泳いでます。

2度目の登場、シュモクザメです。1,5メートル、
まだまだ人を食うことはできません。反対に私に湯引きにされちゃいました。
これくらいのサメは野母崎に限らず海では普通に見ることが出来ます。
危ないサメはめったにいないのでこの夏もどんどん海水浴に行きましょう!

hanmar.jpg

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2005年07月07日

シマがなかったらムニエルになったかも

シマウシノシタです。舌平目と同じ形ですが
ごらんのとうり全身、しま模様が付いています。
から揚げ、煮付け、大型は刺身でいただきます。
揚げてもシマは残るので舌平目のように美味しそうになりません
負けないくらい美味しいのに・・・
今日のこいつは一匹だったのでサヨナラしました。

usinosita.jpg

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2005年07月03日

左平目に、右鰈

メイタカレイです。こいつの煮付けは身離れがよく
赤ちゃんの離乳食やお年寄りの食事に最適と言います。
もちろん、普通人が食べても美味しく食べられます。
よく、左平目に、右鰈といいますが、これは種の分類の方法
としては確実ではないそうです。生まれたばかりのヒラメを右に
寝るように矯正すると右平目になるそうです。された平目は迷惑ですね。
   明日は店休日、5日火曜日は視察研修の為お休みします。
   漁師も意外と勉強することが多いんです。 

meita.jpg

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2005年07月02日

イラ、イラ!

今日の天気みたいな名前です。イラといいます。
長崎ではナベタと呼ばれています。派手なアマダイみたいですが
ベラの仲間です。きれいな魚は美味しくないというのが一般的ですが
このナベタ、身が柔らかいので刺身には向きませんが、湯引きやフライに
すると真っ白い身でとても美味しくなります。魚屋さんで買うときは
首輪の跡みたいなキズの無いものを選んでください。

ira.jpg

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2005年06月30日

新品種?突然変異?

新種なのか、恥ずかしいのか、赤いカワハギです。
色が赤いだけで普通のカワハギと変わりません。
活魚車が使えないので、ペンギン水族館公開前にHPで公開します。
おおとり丸に福をもたらすのか、悪魔の使いか分かりませんが
もう少しイケスの中で飼おうと思います。

akakawawagi.jpg

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2005年06月29日

ツバメウオ

ツバメウオのかなりおばあさんな固体です。
若い頃はもっと色白で三角だったそうです。
数匹で群れを作って泳ぐ姿はとてもきれいで水族館でも人気があります。
ペンギン水族館にもおおとり丸印のツバメウオがいるので大水槽を
のぞいてみてください。
ちなみに画像の彼女は美味しい刺身になりました。  合唱・・・


tubame.jpg

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2005年06月25日

見かけによらない魚

メイチダイといいます。少女マンガのように目が大きいからではなく
1本の帯が目を横ぎっているからこの名前だそうです。
長崎ではオーメと呼ばれやはり目に関係する呼び名ですね。
見かけは美味しくなさそうですがこれがなかなか白身で
美味しいです。今日の刺身はこいつとヨコワです。

o-me.jpg

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2005年06月24日

バショウカジキ

季節も春から夏になり入る魚も夏の魚に変わってきました。
このバショウカジキ夏によく入る魚で今シーズン最初の一本です。
筋が多いので身の評価は低いのですが肝(肝臓、胃)は美味しく
一匹に一つなので競争率が高いです。上顎に突き出た角(吻)は
漁師の七つ道具のひとつスパイキーとしてまたは工芸品として人気があります。
船の上に上げると暴れるのでいつも格闘しています。

baren.jpg

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2005年06月23日

意外と身近な魚かも・・・

シイラ3.6キロ君です。この魚も名前をたくさん持ってます。
大きな群れでいるためマンビキ(万尾)強く引くのでマンリキ(万力)
クック諸島ではマヒマヒ、英語ではドルフィンフィッシュ・・・まだあるかも・・・
刺身、フライ、ムニエル、どんな調理法でも美味しく頂けます。
特に野母崎ではシイラ漁の船が着くと人だかりができるほどの人気です。
某世界的ハンバーガー・チェーンの魚のハンバーガーもこの魚だそうです。
みなさん一度くらいは食べたのでは?

siira.jpg

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2005年06月17日

水曜10時は anago

名前はTVドラマと似て、顔はアニメの天才バカボンに出てくる
ウナギイヌに似てませんか?紹介が遅れました、クロアナゴです。
けっこうよく入るのですが、取引されないのですぐにリリースです。
以前、蒲焼にして食べたけど小骨が多く取引されない理由がわかりました。
でも、これもTVの話ですが、某バラエティ番組でクロアナゴの刺身を
食べさせているお店を放映していました。そういえば刺身は食べてなかったな
今度、チャレンジしてみます。乞うご期待!


anago.jpg

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2005年06月16日

怖い魚!

タチウオザウルス、肉食恐竜の一種です。もちろんウソです
でも、私にとって最も怖い魚の一つというのは本当です。
選別作業の時、この鋭い歯でよく噛まれます。
ごらんのとうり「かえし」の付いた長い歯の傷は深く私の手首には一生消えない傷がたくさんあります。
でも、タチウオ、美味しいですね。刺身、塩焼き、から揚げなんでも美味しい!
そして、この銀色(魚鱗箔)、化粧品や模造真珠の色付けなどにも使われているそうです。
目の周りにラメを付けている女性を見るとタチウオを連想します。

tati.jpg

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2005年06月15日

ウツボ

獰猛でデンジャラスな魚です。定置網もたまに破られます。
でも、グロテスクな見かけのわりに身は真っ白で上品なあじです。
栄養も豊富でカルシウムと鉄分が多く特に皮のコラーゲンは
上質で豊富です。怒りっぽくて、貧血で、カサカサ肌の人には
ぴったりの魚です。


kidako.jpg

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2005年06月12日

4つの名前を持つ魚。

標準和名、ニザダイ 野母崎名、コーブリー 長崎名ウシ 釣り名、サンノジ
地味な魚なのにいろいろ呼ばれています。
魚を持ち上げる時、ふつう尾びれの付け根を持ちますが、
この魚、尾びれの付け根に硬い突起(骨質板といいます)があり、
よく手を切っちゃいます。
私も漁師初心者マークの時、何度か血を見ました。
あっ、味ですか?鮮度のいいときの刺身は脂がのって美味しいですよ。

nizadai.jpg

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2005年06月10日

縁起の悪い名前・・・

キタマクラです。見るからに美味しくなさそうですね・・・
この魚を食べるとすぐ、北枕で寝る(あの世行き)ことになるのでこの名前です。
でもあまり毒は強くありません。北枕、実際は地球の磁力の
関係で体にはいいそうです。私も実は北枕で寝ていて
そのせいか体調は良好です。
でも私の場合、磁力の向きではなく住宅事情の都合ですけど・・・

kitamakura.jpg

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2005年06月09日

イザリウオ かなり怒ってます。

思いもかけず私に捕まったからなのか かなり怒ってます。
この変な魚、足みたいなヒレで歩くように海底を移動し、口の上の釣竿?で小魚を
おびきよせ捕らえます。その速さは100分の1秒くらいだそうです。
泳ぎは遅いのに、食事時間はすべての脊椎動物の中で最速です。消化に悪そう・・・
 緊急告知! 本日、おおとり丸にて山口修ギターミニライブ 開催!


izariuo.jpg

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2005年06月08日

幻の魚?

キジハタ0.7キロ様です。このお方は「幻の魚、アコウ」と呼ばれています。
なるほど、アップで見ると偉そうな顔をしています。
なぜ幻と呼ばれているかは分かりません、たぶん珍しい上に
美味しいからでしょう。去年、定置網にはけっこう入りました。
このお方は、今シーズン第一号です。
キジハタ様、今年も幻にならないようたくさん来て下さい。

akou.jpg

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2005年06月07日

野母の漁師のはじまり

カマスです。刺身に美味しいのはもちろん、一夜干にするとまた格別です。
この、カマスの一夜干、野母地区に古くから伝わる浦祭りに奉納されます。
昔、野母のルーツといわれる、紀州(今の和歌山県)熊野から流れ着いた漁師の夫婦が
野母で初めて獲った魚という話です。野母崎では縁起のいい魚なんです。
たまには歴史の話もいいでしょ。ちなみにおおとり丸の漁師は初めて獲った
魚は幼稚園の時のカワハギです。

kamasu.jpg

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2005年06月05日

ハガツオです。

カツオの季節になりました。野母崎沿岸にはホンガツオは少なく、
このハガツオやヤイト、ソーダガツオなどがやって来ます。
歯があるから「ハガツオ」なのか、でも魚屋さんでは「羽ガツオ」って書いてあります。
美味しいのでどっちでもいいです。我が家では2キロくらいのやつを1日で食べてしまいます。
画像のこいつは皮を軽く焼いて、さらに美味しくなります。

katuo.jpg

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2005年06月04日

タイ? イサキ?

ヨコスジフエダイ、野母崎ではハマイサキ
○○タイと○○イサキ、どっちが印象がいいんでしょうか。
でも、みなさんはどちらの名前でも魚屋さんであまり見かけないでしょう
おおとり丸では刺身にするとわりと人気です。水族館にも人気で
いつも欲しがります。
刺身になるか子供達の人気者になるか、運命の分かれ道です。

hamaisaki.jpg

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2005年06月02日

え~そぅ

エソです。この魚ほど地味な魚はいないんじゃないでしょうか。
形も普通だし、色だって目立たないし模様も無い。(アップの顔は怖いけど)
漁獲量はそこそこあるのに魚屋さんにならんでるのは見たことが無い。
ほとんど蒲鉾の原料になってるんです。エソの蒲鉾、美味しいですよね。
母がたまに作ります。でも、刺身も意外と美味しいんです。
                 軽く感心してください。「え~そぅ」って。

eso.jpg

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2005年06月01日

天使の魚?

エンジェル・フィッシュにそっくりですが、イトヒキアジといいます。
最大の違いはこの魚は海水魚、というところです。そして
エンジェル・フィッシュよりもきれいでしかも美味しいのです。
この個体は5センチくらいしかないのに上下のヒレからのびる
糸は50センチ以上あり、泳ぐ姿はとても優雅です。
刺身に美味しいのですが5センチなので大きくなってから食べようと思います。

itohiki.jpg

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2005年05月31日

サバフグは歯が命!

歯が鋭いでしょう。サバフグです。野母崎ではキンブクと呼ばれています。
一本釣りのとき、餌よりも、おもりやサルカンなどに興味を持ち、
道糸から切っていくので嫌われています。
でもうちの乗子さん達は「味噌汁にすると美味しい」といってよく持って帰ります。
みなさんまだ元気なので毒は無いんでしょうね。
残念ながらおおとり丸では食べることはできません。あしからず!

hugu.jpg

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2005年05月29日

変な魚?美味しい魚!

ハタンポといいます。小さくて形は変ですが
煮付けにすると、とても美味しい魚です。
どれくらい美味しいかというと野母崎ではこの魚のことを
「おせん殺し」と呼んでいます。昔、おせんという人がこの魚を食べ、
あまりの美味しさに死んでしまったそうです。みなさんが食べても
死にはしないと思いますので(多分)機会があったらぜひ食べてみてください。

osen.jpg

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2005年05月28日

変な魚

鯛シリーズに続き変な魚シリーズになってしまいました。
テングハギといいます。テングよりも、馬のような顔とツノで
架空の生き物、「ユニコーンハギ」のほうがかっこよくて似合ってると
思うのですが・・・この魚も私の食欲をそそらないので食べたことは
ありません。ちなみに、おすすめはから揚げだそうです。

tenguhagi.jpg

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2005年05月26日

キンチャクダイ

また、○○ダイの登場です。あんまりきれいなので
いつもより大きな画像でアップしてみました。最近、磯場で普通に見ることが出来、
定置網にもよく入ります。図鑑で紹介されている調理法には塩焼きとありますが、
食欲をそそるような色ではないので食べたことはありません。
温暖化のせいでしょうかきれいな魚をよく見ます。
ファインディング・ニモは野母崎で撮影されたのかな?と錯覚します。

kagokaki.jpg

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2005年05月25日

ヤガラちゃん

柔道が強いのは、ヤワラちゃん、失礼しました・・・
体が長く特に口がとても長くアップで撮っても表情がよくわかりません。
10年位前は捨てていた(再放流です)魚でしたが、
関西方面、特に京都に人気があり今では高級魚?の仲間入りです。
大器晩成といったところでしょうか。湯引きにしたので
私も食べてあやかろうと思います。

yagara.jpg

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2005年05月24日

カワハギ

カワハギ君夫妻です。背びれの一番前に黄色いツノがあるのが旦那で
うちの奥さんと違いツノが無いのが奥さんです。定置網のカワハギは
今が肝が大きくて煮付けにすると、最高です。でもこの魚、調理方法が
名前になっているのにそのまま煮付けたり刺身にしたりした人の話を
よく聞きます。魚のためにも調理方法を間違えないでくださいね。

kawahagi.jpg

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2005年05月21日

フランス語で、「やあ!」

サヴァ!ちょっと苦しいかな。名前はフランス語なのに顔は
歌舞伎のクマドリみたいでしょ。おおとり丸ではいつも刺身になって
います。虫がいるとか、あたるとか言われるけどそれ目当てでいらっしゃる
お客さんもいます。私もこの魚の刺身はとても好きで、網に入ってもお客さんの
前には現れないことも多々あります。


sava.jpg

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2005年05月20日

塩焼き、最高!

ムツといいます。なんか原子力船みたいな名前ですが
この魚、雑魚の中でもたいへん美味しくみなさんに食べてもらいたい
魚のひとつです。いつも塩焼きにしているけど、鮮度がいいときの
刺身も絶品です。でも、ごらんのとうり牙が鋭いのでうちの妻は
新婚当時(かなり前)は手が血だらけになってました。

mutu.jpg

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2005年05月15日

高級魚?

シマアジ君です。またまた図鑑によれば「食用魚のうちでもっとも高値で取引される、
高級魚中の高級魚である。」とあります。ほめすぎです。魚には美味しさと価格が比例しない
場合がよくあると思います。価格を決める要素は味のほかに鮮度落ちの早さ、
安定供給ができるか、などがあると私は思います。(シマアジはまあまあ美味しいです)
ほんとは産地で食べる雑魚が一番美味しいんですよ。

sima2.jpg

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2005年05月12日

これから旬です。

イサキが入り始めました。もうすぐ定置網も一本釣りも
たくさん上がるようになります。小さいイサキはしまもよう
が強く、大きくなると黒くなりしまもようは消えてしまいます。
人に例えると蒙古判、鹿に例えるとバンビの斑点、でしょうか。
今日のお昼はイサキの塩焼きです。

isaki.jpg

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2005年05月11日

アイゴ、そんなに嫌わなくても・・・

アイゴ、長崎地方ではバリ、ヤー、身は磯臭いし、
背びれには毒があり刺されると激痛、海藻を食い荒らし磯焼けの犯人。
これがこの魚の言われかたです。でも新鮮なうちに食べると、
身はコリコリ臭いもないし、海藻だって地球温暖化で水温上昇が原因
ほんとの犯人は人間だし、たしかに刺されると痛くて私も病院にまで行きましたけど
不注意で刺されたし、そんなに悪者にしないでください。(でもほんとに動けないくらい痛い!)

bari.jpg

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2005年05月10日

ブルーがきれいなトビウオ

トビウオです。船で走ると飛んでいる姿をよく見ます。
ボラのようにジャンプではなくてグライダーみたいに滑空します。
方向も変えることができるので魚なのに鳥としての機能も完璧です。
ある本によれば約400メートル飛んだと記録があるそうです。
しかし誰がどんな方法で計測したのでしょうか?
私も100メートルくらい飛ぶのは見ました。(もちろん測ったわけではありませんが。)

tobi.jpg

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2005年05月08日

船上に上げても油断禁物!

八ちゃん1.1キロです。船の上に上げても回りの状況をよく見て、
自在に動いて逃げようとします。私は魚類より確実に知能があると思います。
でも、人間のほうが一枚上手です。このあと彼は塩で揉まれて
茹でられ、マリネに、刺身に、美味しくなりました。


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2005年05月05日

釣り人のあこがれ・・・だそうです。

クロ(メジナ)です。青い瞳ですけど日本産しかも野母崎産です。
エラのふちが黒いのが分かりますか?
これがオナガの特徴です。釣り人には引きが強いので人気がありますが
私はふつうのクロが美味しいので好きです。今日の煮付けは
どちらが美味しいか食べ比べです。

kuro.jpg

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2005年04月30日

鰯、四天王!

ブリ、ヒラスの次は、ちょっと小さく、いやかなり小さく
イワシの紹介。今日、4種類同時に入りました。
イワシの代表マイワシ、高級いりこの原料カタクチイワシ
潤んだ瞳で丸干しにすると最高!ウルメイワシ
刺身でおいしくキビナゴ、どれも小さいけれど
あなどれません!

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2005年04月29日

スズキ目アジ科

どちらもスズキ目アジ科の魚、人にたとえると
いとこどうしでしょうか、さすがによく似ています。
刺身すると違いがよくでてきます。ブリはよくアブラがのってこってり
して、ヒラスはあっさりコリコリでしかも2~3日血合いの色が変わりません。
どっちがヒラスでブリかはブログをチェックしてる人は分かりますよね。

burianndohirasu.jpg

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2005年04月28日

タイ・シリーズ、

コショウダイです。野母崎ではブタグチと呼ばれています。
魚類図鑑のコメントで「はたいへん美味で高級料亭などでも使う
魚である」とあります。もちろんおおとり丸でも使ってます。
でも、市場での評価は低くあまり高価ではありません。残念!
それにしても、この魚、つのだ☆ひろに似てると思うのは私だけでしょうか?

kosyou.jpg

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2005年04月23日

タイ・シリーズ・・・何番目だったかな??

野母崎産天然イシダイ1.1キロ君です。
今年、初めてやって来ました。おめめパチクリでうまそう、いや、
かわいいでしょう。テングダイと同じでイシダイのシマは
ヨコシマです。

isidai.jpg

投稿者 miura : 13:29 | トラックバック

2005年04月22日

綺麗な薔薇にはとげがある!

ミノカサゴです。海の中では大きなひれを広げ優雅に泳いでいます。
意外と獰猛で小魚などを丸呑みにします。人間に対してもデンジャラスで
背びれの毒は有名です。味はいいので味噌汁になります。
クチにささるといけないので棘は落してあります。


minokasago.jpg

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2005年04月21日

コバンザメ

いつもは大きな魚やカメにくっついて泳いでいる
(泳いでいるのは大きな魚)のですが今日は一匹でいました。
たぶん網の中ではぐれたんでしょう。
背中の吸盤は背びれが進化したそうです。とても強い吸盤で
デッキの上にくっつけるとなかなか取れません。
時々誰かの背中に付けていたずらしています。


koban.jpg

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2005年04月17日

派手!ハデ!はで!

アカイサキといいます。「野母んアジ」釣りの外道で釣れたそうです。
今は男の子です。というのも、この魚はある日突然、性別が入れかわるそうです。
でも、魚だから綺麗だけど
こんな色の服着た男ってやっぱり気持ち悪いですね。

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投稿者 miura : 13:53 | トラックバック

2005年04月12日

派手なイカ

全長5センチくらいの小さなイカです。
水族館に問い合わせたら、ハナイカだろうと言うことでした。


hennaika.jpg

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2005年04月09日

地味なジュディ・オング

ホウボウの一種だと思います。いつも見慣れたホウボウはもっとハデ
なんですけど。ヒレを広げるとなんだか
東シナ海がエーゲ海に見えてきます。(少し誇張してます。)
白身で刺身にするとおいしいので
水族館に行くか食べてしまうか一晩考えます。


houbou.jpg

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2005年04月08日

タイ・シリーズ!

チダイです。マトウダイやテングダイとは違い
タイの名前が似合います。

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投稿者 miura : 19:05 | トラックバック

2005年04月07日

鰤!今日入りました。

野母崎産天然ブリ11.6キロ君とその仲間たちです。
昨日のイワシ同様、漁獲高が激減しています。
ぶりの子のヤズ・イナダはよく上がっているのに
大きくなるとどこ行くんだろう。1989年には1日に
これくらいのブリが2000匹入ったんですよ。
  ブリーカンバック!!

buri2.jpg

投稿者 miura : 12:09 | トラックバック

2005年04月06日

幻の大衆魚

めずらしくイワシが入りました。と言ってもカタクチイワシ10ケース
の中に12匹だけです。(1ケース約15キロ)新聞の記事では
日本海のイワシは絶滅寸前だと書いてありました。
普通に食べられる日が来るといいですね。
  テングダイのしまはよこしまです。

iwasi.jpg

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2005年04月05日

オキナヒメジ(たぶん)

たぶんと言うのはヒメジ科は似たような種類が多くて
見分けがつきにくいからです。あごの下のひげは
この仲間の特徴でレーダーみたいに海底の餌を探す為に
あります。この魚もアップで見るととぼけてます。


ozisan.jpg

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2005年04月03日

テングダイ

鼻じゃなくて口が長いのにテングダイといいます。
刺身や煮付けでおいしいのですが獲れる量が少ないので
魚屋さんでは見かけません。この子は水族館の迎えを待ちます。
ちなみに、この魚のしま模様は、横しまでしょうか縦しまでしょうか?
答えはこの次に。
イカの話が続いたあとはタイ・シリーズです。   つづく・・・かな?

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投稿者 miura : 13:08 | トラックバック

2005年04月01日

本日の白身魚。

マトウダイちゃんです。いろんな名前を持ってます。
体の真ん中に的(マト)があるからマトダイ、その的が家紋に見えるから
モンツキ(紋付)、顔が馬に似てるのでバトウ(馬頭)、野母崎では
ワセンタイ、覚えるだけでたいへんです。
それだけみんなが好きなおいしい魚なんですね。

matodai.jpg

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2005年03月31日

青いアイシャドー

野母崎産天然マダイ3.6キロちゃんです。
桜色のほほ紅にブルーのアイシャドー、なかなかお洒落な魚
です。

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2005年03月30日

マンボ!ウッ!マンボ

この間の、マンボウが2匹で帰ってきました。
乗組員が「邪魔だー」って叫んでいるところです。
食べられないのでほんとに邪魔です。
さよならもうコナイデネ。

nanbo2.jpg

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2005年03月28日

ヒラス?ブリ?

さあ、この子の名前は何でしょう3月5日の画像と見比べてください。
答えは、天然ヒラス5.0キロちゃんです。ビミョーに違うでしょ。
今日は月曜日、店休日なので漁協活魚センターに引き取られていきました。

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2005年03月27日

ウーッ、マンボ!

久しぶりにマンボウを見ました。これで1メートルちょっとくらいかな。
ある地方では名物料理として食べられています。
こんなに愛嬌があるのに・・・ごめんなさい私も食べたことがあります。
身は味のないイセエビみたいであんまりおいしくなかったけど
腸の塩焼きは絶品でした。でも、もう食べません。

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2005年03月09日

蟹!

ペンギン水族館の依頼でカニを集めています。
でも、定置網に入るのはごくわずか。
なかなか貯まりません。

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2005年03月08日

伊勢海老?いいえ野母崎海老

野母崎産、天然イセエビ0、7キロ君です。野母崎産は市場でも高値で
取引されるそうです。ほんと、野母崎海老と呼びたいくらいです。
次回のイセエビの話は、だれでも分かる国産イセエビと輸入エビの見分け方を
紹介します。披露宴の料理や魚屋さんの水槽の見方が変わりますよ。
  写真の人は松田船長の奥さんです。

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投稿者 miura : 14:01 | トラックバック

2005年03月06日

マツカササンバ!

マツカサウオです。イセエビ漁の網によくかかります。ヨロイを着てるみたいで
ゴツゴツしています。あごの下に発光バクテリアを飼っていて夜は蛍みたいに
光ります。かわいくて水族館には人気なのですが、松田船長はイセエビが
かかるほうがいいみたい。そうですよね。

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2005年03月05日

ブリ?ヒラス?

故ブリ5.5キロちゃんです。お昼の定食のメインに
なりました。唇(?)の一番後部、ちょうど目の下の部分に角があるのが
ブリです。ヒラスは丸いんです。昨日、新聞におおとり丸が掲載されて
お客さんがたくさん来るかも、という日によくぞ入ってくれました。 合掌・・・

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2005年03月03日

ブドウイカ

野母地区ではブドウイカと呼ばれています。
水族館に問い合わせたら、アカイカだろうと返事が来ました。
小さいけど卵がつまって煮付けにすると最高!
イカの話ばかりだけど、おいしいものは、おいしい時期に紹介しないとね!

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投稿者 miura : 09:56

2005年03月01日

春烏賊!

暖かい日が多くなって水温も上がってくると
大きなミズイカが産卵にやって来ます俗に言う春イカです。
昨日のTV取材の中で、おおとり丸もミズイカの活造りを
メニューに挙げることになりました。(要予約)
個人的にはイカが苦しむ姿は見たくないのですが、
みなさんが喜んでくれるなら、私は鬼になりましょう。

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投稿者 miura : 10:56

2005年02月27日

第五のイカ

ミミイカといいます。ダイエットが必要なクリオネではありません。
大人の親指くらいの大きさで、少ししか入らないので
市場には、出まわらないみたい。私も食べたことがありません。(かわいいから)
デジカメに収めたのでさよならしました。

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投稿者 miura : 14:48

2005年02月24日

イカ、4種類!

右から、スルメイカ、ミズイカ、アカイカ、ブドウイカ(野母地区)
一度に網に入りました。あと、4~5種類はいります。
そのときはまた紹介します。

ika.jpg

投稿者 miura : 18:04

2005年02月18日

わかりやすいかな?

デジカメからの画像です。

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投稿者 miura : 15:26